高山の特別展
2025-05-29 09:26:52

高山市にて落合陽一が贈る特別展―ヌルのテトラレンマ記号の人間像

高山市で特別展「ヌルのテトラレンマ記号」が開催



公益財団法人日下部民藝館が岐阜県高山市で特別展「ヌルのテトラレンマ記号に帰納する人間の物語」を開催します。この展示は、2023年6月28日から9月15日までの期間、国指定重要文化財である日下部家住宅を舞台に行われ、メディアアーティストの落合陽一が手がける一大アートイベントです。

日下部民藝館について


日下部民藝館は、昭和41年に日下部家の住宅を利用して設立され、民藝運動の思想を背景にした数多くの文化事業を展開しています。初代館長である日下部禮一は、自然と人間の調和を重視した生活の美を提唱しました。この理念は、現在も引き継がれています。

落合陽一とのコラボレーション


2021年から始まった落合陽一とのコラボレーションは、飛騨の歴史や風土に根ざしたアートを追求する試みです。本展は、過去5年間の展覧会の集大成であり、落合が探求してきた「デジタルネイチャー」という概念を反映した作品が並びます。総勢100点以上の作品が集結し、新作も展示される予定です。

展覧会のハイライト


1. 総合的な作品群


本展では、これまで行われた各年の展覧会で発表された作品を一堂に見ることができる貴重な機会です。2021年の「メディアと民藝」から始まり、過去の作品を振り返りつつ、新たに制作された最新作も披露されます。

2. 大阪・関西万博との共鳴


大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「null²」との関連企画が設けられ、落合陽一の哲学を深く理解するための場が提供されます。来場者は、デジタルと肉体の関係について新たな視点を得ることができます。

3. 四つの会場での体験


重要文化財の日下部民藝館、吉島家住宅、古民家ギャラリー「おんど」の三つの会場が参加し、各会場で異なる展示が行われます。それぞれが「テトラレンマ」に基づいたテーマを通して、観客は多様な芸術表現を体感できます。

4. 新作彫刻《鵺 null-e》


展覧会の目玉として落合陽一の新作彫刻《鵺 null-e》が初披露されます。この作品は、計算機自然と民藝、仏性とアルゴリズムとの融合を象徴しており、自然や人間の知恵を再考するきっかけを与えます。

参加方法とイベント概要


本展の入場券は共通入館チケットが用意されており、日下部民藝館、吉島家住宅、おんどの各会場への入場が可能です。また、オープニングイベントやワークショップ、クロージングイベントなど、訪問者が参加できる関連プログラムも用意されています。

具体的な日程や参加方法は、日下部民藝館の公式ウェブサイトで確認できます。

この特別展は、日本の現代アートの魅力が凝縮された場であり、落合陽一が提案する新たな視座を通じて、「人間とは何か」という根源的なテーマについて考える機会となるでしょう。


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会社情報

会社名
公益財団法人日下部民芸館
住所
岐阜県高山市大新町1-52
電話番号
0577-32-0072

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