音楽と環境保護が一体となったイベント「HARVEST PARK 2024」
2024年11月3日、神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎里山公園において、食、農、音楽をテーマにしたフリーイベント「HARVEST PARK 2024」が開催されました。里山エリアの深刻な不法投棄問題への対策として始まった本イベントは、今年で2回目の開催となります。
地域住民との協働と一体感
主催は、シンガーソングライターCaravanを中心とした「HARVEST PARK実行委員会」。Caravanをはじめ、おおはた雄一、児玉奈央、Nakamura Emiといったミュージシャンによるライブパフォーマンスがイベントを彩りました。地元飲食店によるキッチンカーや、環境配慮商品、オリジナルグッズの販売ブースなど、50を超える出店が並び、市内外から約1万5千人の来場者で賑わいました。
今年の目玉は、地元小学校の児童たちとの共演です。イベント前にはCaravanが小学校を訪れ、子どもたちに歌の指導を行い、イベント本番では、子どもたちがCaravanのステージでコーラスとして参加。地域との一体感を強く印象づける、心温まるコラボレーションとなりました。
環境問題への意識と具体的な取り組み
「HARVEST PARK」は単なる音楽フェスではありません。実行委員会は、イベント開催以外にも、毎月里山エリアでのクリーン活動を実施。その活動を通して地域住民とのつながりを深め、イベントを盛り上げています。
イベントでは、環境対策も徹底。昨年に引き続きリユース食器を使用し、今年はさらに回収率を向上させるために、実行委員会が自ら食器を購入。その結果、プレートやボウルは96%、スプーンやフォークは93.1%もの高い回収率を達成しました。また、ゴミ箱を設置せず、来場者には風呂敷の提供とワークショップを実施することで、ゴミ削減にも成功。化粧品ブランドLUSHの協賛による約3,000枚の風呂敷が無償提供され、来場者の協力を得て会場は驚くほど綺麗に保たれました。
さらに、ライブステージでは太陽光発電を活用したオフグリッドシステムを採用。トークステージでもソーラーシェアリングによる発電を行い、環境負荷の低減に努めました。
若い世代の参加と地域メディアとの連携
トークセッションでは、里山クリーン活動に参加している高校生や大学生がファシリテーターとして活躍。若い世代の環境問題への意識の高さと主体的な姿勢が感じられました。また、地元コミュニティFM局「茅ヶ崎FM」との連携により、イベントの告知から当日のブース出店、イベント後の特集番組放送まで、幅広い連携を実現しました。
未来への展望
実行委員会は、HARVEST PARKを少なくとも10年間継続し、地域に根付いた文化として発展させていくことを目指しています。単なるイベントにとどまらず、環境問題への意識啓発や地域住民との協働による持続可能な社会の実現に貢献していく姿勢が印象的でした。
来場者の笑顔、アーティストの熱演、そして地域住民との一体感、そしてなにより環境保護への熱意。これらの要素が絡み合い、HARVEST PARK 2024は大きな成功を収めたと言えるでしょう。来年以降の開催にも期待が高まります。