ファンケルの夏休みサイエンス体験教室が大好評
毎年多くの親子が楽しみにしているファンケルの「夏休みサイエンス体験教室」が今年も盛況に開催されました。このプログラムでは、スキンケアの科学に興味を持ち、肌を正しくケアする方法を子どもたちとその保護者が学びます。体験を通して、子どもたちの肌に対する理解が深まることを目指しています。
講義の内容と実験
講義では、肌にとっての4大敵である「紫外線」「異物」「摩擦」「温度」について詳しく説明が行われました。この日、担当の講師はまず紫外線がどのように肌に影響を与えるかを解説し、実際の実験を通じてその理解を深めました。部分的に紫外線を模したスポットライトを使い、参加者は水槽に虹を描き出しました。「紫外線は目に見えないんだ!」と驚く子どもたちの姿が印象的でした。
続いて日差しが強い夏に特に重要な日焼け止めの正しい使い方について教えました。風船を使った実験によって、日焼け止めを均一に塗ることの難しさを体感することができ、参加者たちは楽しみながら学ぶことができました。風船に塗った日焼け止めが均一でないと、塗りムラがはっきり分かるという発見も多くの子どもたちの記憶に残りました。
皮膚への優しさを考える
また、日焼け止めが肌の「異物」となること、そしてその対策としてしっかりと落とすことが大切であると説明されました。この際に重視されたのが「摩擦」と「温度」です。適切な洗浄法について、実際に洗浄剤を泡立てたり、一緒に体験しながら学ぶことで、子どもたちがスキンケアの重要性をより実感できたようです。特に、泡立てる過程での大きな泡に歓喜の声が上がるなど、楽しさも合わせ持った教育的な活動となりました。
研究所見学とアンケート結果
授業や実験を終えた後は、参加者全員でファンケルの総合研究所を見学しました。研究者が実際に化粧品や健康食品を開発している様子を目の当たりにし、子どもたちにとっては貴重な体験となったようです。アンケートでは「これまでのスキンケアが軽視されていたが、もっと丁寧に取り組みたいと思った」という感想が多く寄せられました。
ファンケルでは2017年から一般向けの研究所見学会を実施し、延べ8,000人以上の人々を受け入れています。特に小中高生を対象とした見学会では、肌や健康をテーマにした分かりやすい実験が好評。今回の新たな取り組みとして、小学生とその保護者を対象にした「夏休みサイエンス体験教室」が実施されたことにより、さらに身近に科学を体験できる場が提供されました。
このように、ファンケルの夏休みサイエンス体験教室は、親子ともに楽しめる魅力的なプログラムとなっており、今後の展開にも期待が寄せられています。