相模原市で「さがみはらSDGsアワード2025」の受賞団体が発表されました
相模原市では、SDGsの達成に向けた優れた取り組みを実施している団体を表彰する「さがみはらSDGsアワード2025」の受賞団体が決定し、10月27日に授賞式が行われました。今年度は5つの団体が受賞し、相模原市の本村賢太郎市長が出席して授与式が行われたことは、市のSDGsへの取組みの一環として注目されています。
このアワードは、相模原市、相模原青年会議所、津久井青年会議所の連携によって2021年に開始されました。SDGsの推進における優秀な取り組みを表彰することで、それらの活動が広く知られることを目的としています。審査は学識経験者を含む審査委員によって行われ、厳正な検討を経て受賞団体が選ばれました。
受賞団体とその取り組み
相模原市長賞
- - 受賞団体: 株式会社ネットフィールド
- - 取組テーマ: 廃ロウソクとおが屑を再利用した着火剤「オガチャッカ」の開発
ネットフィールドは、津久井産材のおが屑とともに、地域の葬儀業者から得られる廃ロウソクを使用して、再利用可能な着火剤「オガチャッカ」を開発しました。地域の環境資源を活用し、地域団体と協力して推進されるこのプロジェクトは、地元の活性化にも寄与することが期待されています。
優秀賞
- - 受賞団体: 藤野茶業部
- - 取組テーマ: 佐野川茶の相模原ブランド構築
藤野茶業部は、相模原地域の茶葉を使用し、地域の「相模原らしさ」を強調するブランドを築いています。都市と自然の調和を意識した事業は、多様な視点から評価されています。
- - 受賞団体: 相模原市立橋本小学校
- - 取組テーマ: オリジナルの歌と体操で食品ロス削減
橋本小学校では、毎回異なるテーマをもとにSDGsの重要性を子どもたちに伝えています。その努力が継続されていることは、地域の未来にとって重要であり、次世代への教育的価値を提供しています。
協働賞
- - 受賞団体: KidsFine
- - 取組テーマ: 障がいのある方向けの居場所づくりと育児情報の発信
KidsFineは、障がいのある子どもとその家族が安心して集える居場所を提供し、地域の支援体制を強化する取り組みを推進しています。このような活動が地域コミュニティを支え、温かい社会の実現に寄与することが期待されています。
未来創造賞
- - 受賞団体: ランチパッドテクノロジー&パートナー株式会社
- - 取組テーマ: さがみはらプログラミングコンテストの実施
同社は次世代のIT人材を育成すべく、プログラミング教育の重要性を推進し、未来の可能性を広げる活動をしています。このような教育的取り組みは、地域社会の発展にもつながると考えられています。
相模原市では引き続きSDGsに関連するさまざまな施策を進めていくことを表明しています。市民や団体、企業と連携を深め、未来への持続可能なコミュニティ形成に力を入れていく方針です。