嘉義市の素晴らしい特産品が東京・名古屋にやってきた!
2023年3月11日、台湾の嘉義市からの優良ブランド「嘉市好店」製品が日本で初めて販売開始され、東京と名古屋の2カ所で同時にその魅力が発信されました。これは、嘉義市政府と大手デパート「誠品生活日本橋」、そして名古屋の「李さんの台湾名物屋台大須店」の協力によるもの。上午9時、東京都中央区の「誠品生活日本橋」で華々しいスタートを切りました。
この販売会には、嘉義市長の黄敏恵氏と日本を代表するシェフ山下九(ヤマシタ ヒサシ)氏が特別ゲストとして参加し、特産品を使用した料理の実演も行われました。シェフ山下は嘉義市の名産品を使い、独自のアレンジを加えた料理「ガチョウ油かけご飯」と「ガチョウ油チャーハン」を披露しました。
伝統と新しさの融合
山下シェフが実演した料理は、嘉義市の「湯城鵝行」が提供するエシャロット入りのガチョウ油と、「義興嘉釀」の台湾産黒豆しょうゆを組み合わせたもの。日本のお米や卵とも絶妙に調和し、甘味と塩味のバランスが特に絶品です。その新鮮な味わいは、日本人の舌にも好評であり、シェフ自身もこのノスタルジックでありながら新しい食材を活用したことに満足感を示しました。
「ガチョウ油」は日本ではあまり使われない食材ですが、その風味は料理に独特の香りを与え、混ぜご飯のような庶民的なメニューを、まるで貴族のような贅沢な一皿に変身させます。
ひと口食べるごとに新しい美味しさが広がり、来場者はその味わいに驚きを隠せませんでした。さらに、辣椒醤を加えることでピリ辛のアクセントも加わり、食の楽しみを倍増させています。
嘉義市の特産品の素晴らしさ
このイベントでは、嘉義市の特産品である「皇鶴蜂蜜」や「奮起福米餅」の試食も行われました。特に「皇鶴蜂蜜」は100年以上の歴史を持つ逸品で、甘さと香りが非常に優れています。また、「奮起福米餅」はドラゴンフルーツを使用した新しいスイーツで、見た目にも華やかで試食した人々からも高い評価を得ました。
黄市長はこれらの製品を「創造的で美味しい」と大絶賛し、ガチョウ油の使用が料理を更に引き立てると語りました。年々進化する嘉義市のプロダクトは、地域の食文化とアイデアが詰まった賜物です。
日台友好の象徴
イベントの途中、日本で発生した東日本大震災の14周年に合わせて全員で黙祷が捧げられました。黄市長は、過去の921大地震の際に受けた日本からの支援を振り返り、東日本大震災では台湾からの恩返しができたことを振り返りながら、今後も日台間の友好を深めたいとの意向を表明しました。
販売会には株式会社有隣堂の代表取締役社長、松信健太郎氏も出席し、「これからも台湾の特色ある製品を広めていく」との意気込みを語りました。
今後の展望
今後、嘉義市政府は「第50回 FOODEX JAPAN 2025」にも参加し、さらなる特産品の販売拡大を目指しています。選ばれた8社の製品が展示され、日本国内外のバイヤーにアピールしていく計画です。
嘉義市の製品を楽しむことができる貴重な機会が増える中、ぜひこの美味しさを皆さんも体験してみてください!