NONENTROPY JAPAN株式会社が株式会社Samuraiを完全子会社化
分散型クラウドストレージを手掛けるNONENTROPY JAPAN株式会社(以下、NONENTROPY JAPAN)は、2024年12月13日、株式会社Samurai(以下、Samurai)の全株式を取得し、同社を完全子会社化したことを発表しました。このプロセスは、Web3.0社会の重要なインフラとして機能するための一環として行われました。
新たな可能性を開く子会社化
NONENTROPY JAPANは、「STORE THE WORLD ~世界を保存する~」をスローガンに、分散型ストレージ事業を推進しています。この完全子会社化において、Samuraiが持つキャッシュレス決済システムやAI、ブロックチェーン技術のノウハウを活用し、サービスのさらなる強化を目指します。企業にとってはデジタル化が不可欠な時代となっており、Samuraiの提供する「Samurai Order」や「Samurai Pay」のような決済プラットフォームは、そのニーズに応える重要なソリューションです。
技術のシナジーを生かした革新
NONENTROPY JAPANの代表取締役である西村拓生氏は「Samuraiをグループに迎えることを嬉しく思います。両社の技術を組み合わせることで、セキュアで効率的なサービスを提供していく」と述べています。これにより、DID(Decentralized Identifier)やVC(Verifiable Credential)など、Web3.0社会に求められる信頼性の高いデジタルインフラの構築を加速することが期待されています。
また、Samuraiの代表取締役社長須永啓太氏も「Web3.0社会が加速する中でNONENTROPY JAPANのグループに参画できたことを意義深く感じている」と語り、両社の技術とノウハウを最大限に活用することで、新たな時代のサービス創出に貢献することを約束しました。
株式会社Samuraiの概要
株式会社Samuraiは、キャッシュレス決済や会員管理など、多様な機能を提供するアプリケーションサービス「Samurai Order from Air Beyond」や、ノーコード決済フォームを作成できる「Samurai Pay」を展開しています。そして、ブロックチェーン技術やAIを駆使したシステムの開発にも注力しており、企業のデジタルトランスフォーメーションに寄与しています。これにより、業界内でのDXを推進し、より快適で効率的な社会の実現を目指しています。
NONENTROPY JAPANのビジョン
一方、NONENTROPY JAPANは、IPFS(InterPlanetary File System)を基盤とした分散型クラウドストレージの開発・運用を行っています。Web3.0のインフラとして公正に扱えるプラットフォームの提供を目指し、今後も新しいサービス創出に力を入れていきます。
今後の展開としては、両社が持つ技術を組み合わせ、さらなる革新やサービスの提供を推進し、Web3.0時代にふさわしいデジタル社会の実現に寄与する方針です。両社の協力のもと、ユーザーにとって価値あるサービスが生まれることが期待されます。