マネーフォワードが新たに導入する本人確認サービス
株式会社マネーフォワードのグループ会社であるマネーフォワードケッサイ株式会社は、オンライン本人確認サービス『マネーフォワード 本人確認』に新機能としてマイナンバーカードのスキャン認証を導入した。このサービスは、2027年に施行される犯罪収益移転防止法の改正を見越したもので、より厳格な本人確認が求められる中、重要なステップとなっている。
1. マイナンバーカードを用いたスキャン認証
新しく追加されたスキャン認証機能は、マイナンバーカードのICチップを活用するものである。この技術は、サイバートラスト株式会社が提供する『iTrust 本人確認サービス』を採用しており、従来の本人確認方法に加えて、より安全で迅速な確認が可能となる。これにより、申込者はオンラインで簡単に本人確認ができ、必要な情報を自動的に取得できるため、従来の手続きの煩雑さが大幅に減少する。
2. 手続きの簡素化と利便性の向上
この新サービスの利用者は、氏名や住所を手動で入力する手間を省けるようになり、誤入力のリスクも低減する。特に、マイナンバーカードによる情報の即時取得は、ユーザーにとっても利便性が高い。この仕組みを活用すれば、引っ越しや氏名変更などの際に自動で登録情報が更新されるため、クレジットカード会社への手続きが不要となる。このように、マネーフォワードのオンライン本人確認は、ユーザーにとってストレスフリーな体験を提供することが期待される。
3. フィッシング詐欺の脅威と本人確認の必要性
近年、オンラインでのフィッシング詐欺が急増している。2024年には171万件を超える報告がなされ、この犯罪は日に日に厳しさを増している。非対面式の本人確認では、特に偽造やなりすましによるリスクが懸念されるため、安全な認証手段が必要不可欠となっている。これに対応する形で、マネーフォワードは今回の改正に先駆けてマイナンバーカードを利用した新たな技術を導入した。
4. 今後の展望
2027年に施行予定の改正法においては、マイナンバーカードなどのICチップに基づく確認方法が主要な手段となる見込みである。それに伴い、マネーフォワードは新しい本人確認技術の普及に貢献し、安全なサービス提供を実現する目標を掲げている。今後は、さらなる利便性を追求し、ユーザーからの信頼を得るために、不断の努力を続けていくことが期待される。
マネーフォワードは、この新サービスを通じて、より安全で便利な決済の未来を切り拓いていく考えである。自社の『マネーフォワード ビジネスカード』とも連携し、経費処理・決済業務の効率化をさらに加速させる計画だ。