京都市観光協会が2024年度の事業者を募集
公益社団法人京都市観光協会(通称:DMO KYOTO)は、観光業界における未知の課題を解決するため、2024年度の参画事業者を募集中です。このプログラムは、京都訪問の際に高品質な体験を提供するための新しい旅行コンテンツの開発を目指しています。
インバウンドの現状と課題
京都という歴史と文化の街は、国内外から多くの観光客を魅了してきました。しかしながら、訪れる人々が求める体験は多様化してきています。特に、インバウンド客にとって持続可能性が求められ、また質の高い滞在経験も重要視されています。このような背景から、観光協会は新たな取り組みを強化していく必要があると認識しています。
インバウンドイノベーション京都の立ち上げ
20XX年に開始された「インバウンドイノベーション京都」には、インバウンド向けの新たなコンテンツを開発する事業者が参画しています。観光協会では、事業者が抱える課題に対して寄り添い、商品化に向けた支援を行っています。支援を提供するのは、京都のビジネスエコシステム全体から成る「目利き」ネットワークです。ここにはコミュニティ・バンク京信や市内の認定ガイド、ラグジュアリーホテルのコンシェルジュグループなどが取材や情報発信を通じて関与しています。
支援内容
1. 採算性と事業計画
事業計画の作成方法についてのアドバイスや、必要に応じて融資の紹介を行います。
2. マッチングとネットワークづくり
参加事業者同士のマッチングや、交流の場として“京都インバウンドカフェ”を提供します。
3. コンテンツ企画そして販売
質の高いコンテンツ作りのために、各種資料やデータを提供し、ネットワークを通じたアドバイスを行います。これにはモニターツアーやファムトリップといった実践的活動も含まれます。
4. 情報発信
販売後のプロモーション活動として、記事作成や画像撮影のサポートを行い、旅行会社や媒体への情報発信も行います。
募集情報
2024年度の参加事業者は7件程度を見込んでおり、申込みは順次受け付けています。地域内で新しいコンテンツを開発したい法人または個人の参加が求められています。特に、インバウンドニーズに配慮した新規またはリニューアルのプランが求められます。
参加希望者は、エントリーフォームから応募後、応募書類をメールで送付する流れとなります。採択された場合、成果報告を行っていただくことも求められます。
これまでの実績と今後の展望
過去には13件以上の事業者が採択され、それぞれ旅行会社や宿泊施設と協力して新しい体験を提供してきました。また、世界的なOTA「GETYOURGUIDE」などとも連携したキャンペーンを展開し、地域の魅力を広く発信しています。今後も京都市観光協会は持続的な観光地域オペレーションを目指し、さらに多くの事業者との連携を強化していく予定です。
お問い合わせ
詳細な情報や応募についてのお問い合わせは、(公社)京都市観光協会企画推進課までご連絡ください。電話やメールでの問い合わせも歓迎しております。インバウンドに特化した新しい挑戦をする事業者の皆さんのご参加を心よりお待ちしています。