株式会社トラーチの業務効率改善
奈良県奈良市に拠点を置く
株式会社トラーチは、社員自らの積極的な学びを通じて、社内アプリの改良に成功しました。この取り組みは、特に生成AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)が求められる現代において、企業が直面する最大の課題を克服する一例として注目されています。
非AI人材でのDX推進の必要性
東京商工リサーチが2025年8月に発表した調査によれば、生成AIツールの業務利用はわずか25.2%にとどまっており、大企業と中小企業との間には大きな格差があります。この背景には、専門的な知識を持つ人材不足があり、55.1%が「専門人材がいない」と応答、AI人材の不足がDX推進の妨げとなっています。このような状況で、トラーチは社員自身が主体となり、社内アプリの改良に取り組みました。
社員の自主学習によるアプリ改良
全ては一人の社員の強い意志から始まりました。非AI人材であるその社員は、社内の業務効率を向上させるため、オンラインプログラミング研修に参加することを社長に提案。この提案が承認され、会社が研修費用を負担。社員は半年間、2週間ごとに外部研修を受け、プログラミングの基礎を学びました。これにより、既存の顧客管理アプリを自社仕様に改良するスキルを習得しました。
さらに、エクセルやGoogleスクリプトを駆使して作業の自動化を実現し、営業の進捗確認やタスク管理を大幅に効率化しました。このように、社員が現場の課題を自ら把握し、改善に取り組むことで、DXが実現したのです。
課題解決による業務改善
改良後のアプリでは、入力工数が大幅に削減され、営業進捗の確認速度が格段に向上しました。情報の一元管理により、人的エラーも減少し、外部委託にかかるコストも削減されました。社員からは「情報共有がスムーズになった」「作業が楽になった」という声が聞かれ、その結果、モチベーションも向上しました。トラーチ内には、社員が主体的に課題を見つけ、解決策を試行錯誤する文化が根付いており、これが人的資本経営の強化にも繋がっています。
今後の展望
今後、トラーチは社内研修を進めることでプログラミング人材を拡充し、持続可能な学びの環境を整えていく予定です。また、構築したノウハウを社外企業にも提供し、プログラミング教育事業への展開を視野に入れています。これにより、社員の成長が企業の価値向上に繋がる、人的資本経営型DXをさらに推進していく考えです。
SHARPより表彰
さらに、トラーチはSHARPエネルギーソリューション株式会社より「近畿No.1販売店」として表彰されるという栄誉も得ました。この表彰にあたり、会社のさらなる成長とお客様への誠実なサービス提供を誓う機会となりました。
このように、社員の学びと挑戦が生む新たな波は、トラーチからますます目が離せない成果となっています。