大阪文化服装学院の学生による新たなブランドが解禁
大阪市にある大阪文化服装学院(OIF)は、在学生が自身のブランドを立ち上げる「起業家育成プログラム」を展開しています。このプログラムに参加する学生5名が、各自のブランドを持ち寄り、特に注目されるPOP UPストアを梅田の商業施設「EST」で開設します。開催は2025年12月16日から22日までの期間限定で、学生たちの力作を直接体験できる貴重なチャンスです。
起業家育成プログラムの魅力
OIFでは、学生一人ひとりがブランドオーナーとなり、コンセプト作りや商品企画、PRから販売戦略、さらには店舗運営まで、一貫して自らの手で行うことを求めています。これにより、学びの場を超えた実践的なビジネス経験を積むことが可能です。学生たちは、9月にECサイトをオープンさせ、さらに11月には韓国・ソウルでPOP UPストアを出店し、実際のマーケットでの商品展開を行ってきました。
今回のPOP UPストアは、学生たちが自らのブランドをリアルなマーケットで試す重要な機会となります。専門家による多角的な評価を受け、フィードバックをもとにさらなる改善を図ります。これらの経験は、2026年2月に行われる「卒業作品発表会」における最終審査に直結する大切なステップです。
POP UPストアの詳細
- - 開催期間: 2025年12月16日(火)~22日(月) 11:00~21:00(21日(日)は20:00閉店)
- - 開催場所: 梅田EST 1階(大阪市北区角田町3-25)
- - 出展ブランド: 5ブランド
- - 出展学生: ブランドマネージメント学科 プロデューサーコース 3年
このストアには、業界で活躍するプロフェッショナルも来場し、学生ブランドのプレゼンテーションや販売力を評価します。評価の結果は、学生たちのブランドのブラッシュアップに寄与し、ブランド運営に必要なスキルを向上させる手助けとなります。
ブランド紹介
出展されるブランドは、以下の5つです:
- - Ain't Tiyin. (エイントタイン): モダンな感性とユニークなデザインが特徴。
- - drerio (ドレリオ): 「着るインテリア」という新たな視点からプロデュース。
- - Player;レイ (プレイヤー;レイ): 自分自身を表現するアイテムを提案。
- - fri:k (フリーク): 環境に配慮した持続可能なファッションを追求。
- - Focaar (フォーカー): ラグジュアリーとカジュアルを融合したスタイル。
学びの成果
この起業家育成プログラムは、OIFの教育理念である「強い個」の育成を体現しており、ブランドマネージメント学科の学生たちが実際のビジネスシーンでの問題解決能力や、PDCAサイクルの運用を通じて実践的なスキルを習得することを目指しています。また、2026年度には新たに「ブランドプロデューサー学科」が設立され、さらなる教育の進化が期待されています。
未来を見据えて
大阪文化服装学院は、2026年から「ヴォートレイル ファッション アカデミー」を名乗ることが決まっています。この新名称のもと、さらなる発展と国際的な存在感を持つ教育機関としてステップアップを目指す教員や学生たちの姿勢が伺えます。学生たちの挑戦を通して、新しいブランドがどのように育っていくのか、今後の展開に目が離せません。