ワールドが手がける平和への祈り
株式会社ワールドは、ラクサス・テクノロジーズが推進する「おりづるプロジェクト 2025」に賛同し、千羽鶴を制作しました。2023年5月から全社的に取り組み、7月11日に贈呈しました。このプロジェクトは、広島市平和記念公園に千羽鶴を寄贈する活動であり、平和を願うメッセージを発信することを目的としています。
社内ワークショップから生まれた千羽鶴
ワールドでは、社内に千羽鶴制作のためのスペースを設け、参加者を募るワークショップを開催しました。社内報『MOVING』を通じて意識を高め、神戸本社やグループ各社と連携しながら、社員やその家族も参加して制作活動を行いました。
このように多くの人が協力し、千羽鶴が次々と生まれていきました。さらに、地域のお子さんやその家族にも制作に参加してもらい、平和について考える良い機会となりました。具体的には、キテミテマツドの「NEXTDOOR」で行われたワークショップにおいて、子どもたちが制作した鶴も参加しました。
繋がりの象徴としての千羽鶴
最終的に、社内外から集まった4,000羽のおりづるは「ワールドブルー」の糸で結びつけられ、平和の象徴として作り上げられました。その際、使われたのはリボンやボタンといった社内のアパレル資材で、環境への配慮もなされています。このような素材の再利用は、ワールドらしい創造性と平和への願いが込められています。
ラクサス・テクノロジーズの思い
ラクサスの高橋啓介社長は、「おりづるプロジェクト 2025」への多くの人々の支援に感謝の意を示しました。参加者たちの平和への祈りが形になった4,000羽のおりづるに感動し、これらが無事に広島平和記念公園に届けられることを約束しました。彼は「ファッションを楽しむためには、まず平和が必要です。平和が維持されることを願っています」と語っています。
協力してくれた地域の姿
プロジェクトには、港区の各施設も協力しており、地域の子どもたちや高齢者も参加してくれました。彼らの協力により、幅広い年齢層が平和について考える機会となり、制作に携わった皆さんの想いがつまった千羽鶴が生まれました。特に、港区立赤坂子ども中高生プラザや特別養護老人ホームでの参加者による制作も大きな意義があります。
2025年への思い
今回の取り組みで制作された鶴は2025年8月6日の被爆80年平和記念式典に寄贈されます。多くの人々の思いがこもった千羽鶴が、広島から世界へ向けて発信される平和のメッセージの一部となることを期待しています。私たち一人ひとりが小さな行動から始めることで、大きな変化を生み出すことができるのです。このプロジェクトは、その手本となるものです。