360度音響新スタジオ
2021-03-24 15:00:03

ソニー新スタジオが日本初の360度立体音響体験を提供します

日本初の「360 Reality Audio」専用スタジオの誕生



音楽制作会社「株式会社ラダ・プロダクション」が新たな音楽体験を創出するスタジオ、「山麓丸(サンロクマル)スタジオ」を東京都港区南青山に設立しました。このスタジオは、ソニーの革新的な音响技術「360 Reality Audio」に特化し、3D音響のサウンドデザイン、制作を行うために開発されました。

360 Reality Audioの魅力


音楽ファンにとって夢のようなこの技術は、オブジェクトベースの立体音響を提供します。リスナーはライブ演奏の場にいるかのような臨場感を体験できます。スマートフォンやヘッドフォン、専用スピーカーを通じてこの音の世界にアクセスできるのは大きな魅力です。この新しい音楽体験は、特にワイヤレス・イヤフォン市場や5G通信環境の普及により、ますます注目されています。

スタジオの設立背景


「山麓丸スタジオ」は、日本で3番目となるソニー関連のスタジオとして位置づけられ、国内で初めて「360 Reality Audio」専用の設備を備えています。技術的な支援を受けながら、スピーカーモニター環境の整備や分散処理を考慮した機材ルーティングが構築されています。これにより、複雑な立体音響コンテンツの制作がスムーズに行える環境が整いました。

音楽プロジェクトのスタート


新スタジオの設立を記念して、音楽プロジェクト「Yoshida Tamotsu Classic」も始動します。このプロジェクトは、東京藝術大学と連携し、360 Reality Audioを駆使した新録クラシック音源を制作していくものです。2023年4月16日には、初の音源「Yoshida Tamotsu Classic / Composition I」がリリースされる予定です。

この作品はモーツァルトの「クラリネット五重奏曲」を題材にし、360度の音響特性が生かされた録音がされます。リスナーはまるで演奏者に囲まれているかのような体験ができることでしょう。

スタジオ顧問の吉田保氏


山麓丸スタジオの顧問には、音響エンジニアの吉田保氏が就任しています。彼は長年にわたり音楽制作に携わってきた実績をもち、特に大滝詠一や山下達郎といったアーティストとの作品で知られています。新しい音響体験を多くの人に提供し、さらなる音楽の感動を創造することに情熱を注いでいます。

未来への展望


「山麓丸スタジオ」は、音楽レーベルやクリエイター、クライアントとの連携を強化し、360 Reality Audioコンテンツの制作や体験型の音楽イベント、ライブ映像配信など、多岐にわたる活動を進める予定です。このスタジオが音楽界に新たな風を吹き込むことは間違いありません。

スタジオの公式ホームページやニュースを通して、今後の展開に注目していきましょう。新しい音楽体験が待っています!

会社情報

会社名
株式会社ラダ・プロダクション
住所
南青山3-10-9グロリア南青山101
電話番号
03-6804-3698

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