Craifの水沼COOが最新リキッドバイオプシー技術を講演

Craifの水沼未雅COOが講演

2025年8月21日、Craif株式会社のCOOである水沼未雅は、QIAGEN社が主催するオンラインセミナーで「尿中miRNAを活用したリキッドバイオプシー」について講演を行いました。このウェビナーでは、リキッドバイオプシーという新しい検査技術におけるmiRNAの利用法や、がん早期発見の可能性について探求しました。

リキッドバイオプシーとは

リキッドバイオプシーは、尿などの体液から採取したサンプルを使用して、DNAやRNAなどの生体物質を高精度に分析する技術です。特に尿中のmiRNA（マイクロRNA）の分析は、がんの早期発見において非常に重要な役割を果たします。中でもCraifが独自に開発した「NANO IP®（NANO Intelligence Platform）」は、これらの生体物質を高精度で検出するための技術プラットフォームです。

セミナーの詳しい内容

水沼COOは、NGS（次世代シーケンシング）を活用した尿中miRNAによるリキッドバイオプシーの最新動向について紹介しました。彼の講演は、機械学習を用いたmiRNAの発現パターン分析が、早期にがんを検出するための新しい手法として有望であることを強調しました。

これにより、がんに対する早期の対応が可能となり、患者の早期治療や早期復帰を促進できることが期待されています。特に膀胱がんや前立腺がんの検査においては、新たなアプローチとしての可能性が示唆されています。

Craifの企業理念

Craif株式会社は、2018年に設立されたバイオAIスタートアップで、がんの早期発見と治療に特化した事業を展開しています。株式会社のビジョンは、「人々が天寿を全うする社会の実現」であり、そのために技術の社会への普及に力を入れています。

また、Craifは、「マイシグナルシリーズ」という尿がん検査の提供も行い、がん領域における個別化医療の実現にも取り組んでいます。これまでの研究や技術開発の成果を基に、さらに多くの命を救うために尽力しています。