クレーンゲーム機『クレナグラン』:業務効率化と環境配慮を両立した新時代のクレーンゲーム
2024年12月、全国のアミューズメント施設に、クレーンゲーム機の最新機種『クレナグラン』が登場します。開発したのは、株式会社バンダイナムコアミューズメント。近年深刻化する人材不足、特にゲームセンター業界における人手不足という課題に対し、画期的なソリューションを提供する機種として注目を集めています。
省人化・効率化を実現する革新的機能
『クレナグラン』は、従来機種『クレナ3』、『クレナ3 ジャック』の後継機として、業務効率化を徹底的に追求した設計が特徴です。具体的には、以下の3つの機能が挙げられます。
1. パーテーション自動降下機能
景品がパーテーションに密着してもアームの動作を妨げないよう、棒状のパーテーションを採用。さらに、プレイ回数に応じてパーテーションが自動で降下する機能を搭載することで、プレイ中の期待感を維持しつつ、景品獲得までのスムーズな流れを実現しています。
2. 景品自動セット機能
景品獲得後、約35秒で次の景品を自動でセットする機能(オプション)を搭載。景品補充の手間を大幅に削減し、非稼働時間を約80%短縮します。また、景品ストックが少なくなるとLEDライトが点滅する機能も備え、スタッフへの補充を促すことで、安定した運営をサポートします。
3. 引き出し式背面ディスプレイパネル
背面パネルをレバーで引き出すことができるため、景品の陳列作業が簡単になり、作業効率の向上とスタッフの負担軽減に繋がります。
大型景品にも対応可能なフレキシブル設計
『クレナグラン』は、アーム本数を3本から2本にワンタッチで切り替えられる機能を搭載。大型景品にも対応できる柔軟性と、様々な景品・運営に対応できる設計が特徴です。これは大型景品に対応したクレーンゲーム機では初の機能となります。
環境配慮への取り組み
バンダイナムコアミューズメントが新たに設けた環境配慮基準を満たし、消費電力を従来機種と比較して半減させた「エコアミューズメントマシン」第一号でもあります。筐体の一部には、株式会社クラレが開発したエコマーク認定取得済メタクリル樹脂板『コモグラス®』REを採用。再生材料を50%使用し、製造におけるCO2排出量を大幅に削減することに成功しています。
『クレナグラン』の製品概要
ジャンル:クレーンゲーム機
重量:300kg
稼働開始日:2024年12月
消費電力:240W
* サイズ:W1,305×D1,346×H2,185(mm)
まとめ
『クレナグラン』は、業務効率化と環境配慮の両立を目指した、まさに新時代のクレーンゲーム機と言えるでしょう。人材不足に悩むゲームセンター業界に大きな変化をもたらす可能性を秘めており、今後の展開に注目が集まります。