LINE活用の新サービスで採用活動が変わる
近年、大学生の97.7%が日常的なコミュニケーションツールとしてLINEを利用しており、メールを超えた連絡手段となっています。しかし、企業側の採用活動においては依然としてメールが主要なコミュニケーション手段であり、LINEの導入が進まない現状がありました。これは、個人情報やセキュリティに対する不安、そして多くの学生とスムーズにやり取りするための利便性の欠如が主な要因です。
そんな状況に応えるべく、株式会社Rootsから新たに導入されたのが『採用一括かんりくん』のLINE@連携機能です。これにより、採用活動における企業と学生とのコミュニケーションが大きく改善されることが期待されています。
採用一括かんりくんのLINE@連携機能とは
『採用一括かんりくん』は、採用実務を効率的に管理するためのシステムです。このシステムは、LINE@との連携を実現し、企業は採用活動中の学生とのやり取りをより便利に行うことが可能となります。具体的には、以下のような機能があります:
- - 一対一のやり取りや複数人への一括メッセージ送信:採用担当者は学生との個別のやり取りだけでなく、グループでの一括連絡も実現できます。
- - タグ挿入機能:メールの一括送信に似た形で、送信先によってメッセージをカスタマイズできます。これにより、学生一人ひとりに合った情報を提供しやすくなります。
これらの機能は、企業内のシステムから直接操作できるため、情報の安全性も高まり、円滑なコミュニケーションを実現します。結果として、新卒採用活動の効率化が進むことが期待されています。
採用一括かんりくんの全容
『採用一括かんりくん』は、Rootsが提供するキャリアクラウドの中核システムとして、多様な機能を備えています。以下のような業務に関する課題に特化しており、一つのプラットフォームで解決できます:
- - 応募者情報の管理
- - 選考スケジュールの管理
- - 応募者とのメッセージの送受信(メールおよびLINE)
- - 採用に関わるタスク管理
- - 人材紹介会社との連携
- - 適性検査の実施
これにより、人事部門は採用業務の一元化が可能となり、業務の効率化を図ることができます。
まとめ
LINEを活用した『採用一括かんりくん』は、企業と大学生とのコミュニケーションを革新するツールです。企業にとっては学生との接点を増やし、学生にとっても適切な情報を受け取る機会を提供することで、双方にとってメリットが期待されます。この新機能は、2020年卒の学生採用に向けて、2018年4月26日より順次提供される予定です。
この新しい動きにより、今後の採用活動は、よりスムーズで効率的なものになるでしょう。