Casley Deep InnovationsがGo-tech事業に採択!
Casley Deep Innovations株式会社(キャスレーディープイノベーションズ)は、経済産業省の令和6年度「成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-tech事業)」において、VFR株式会社などのパートナーと共に採択されました。この事業では、中小企業のものづくり基盤技術の高度化が目指されており、特に興味深いのは、災害支援に評価の高い超小型ドローンの開発です。
成長型中小企業等研究開発支援事業の目的
Go-tech事業は、中小企業者等が大学や公設試等と連携し、研究開発や試作品の開発を支援するものです。このプログラムは、特に精密加工や表面処理、立体造形といった基盤技術の向上を狙っており、企業が新しい技術を開発することで、社会への貢献を果たそうとしています。
採択されたプロジェクトの概要
今回採択された研究開発計画は、災害支援における複数台の超小型ドローンを利用し、リアルタイムで映像を共有するシステムの開発です。主な実施機関としてVFR株式会社が名を連ね、共同研究には岐阜大学やENWA株式会社なども参加します。
このプロジェクトの狙いは、設定された航空法規制をクリアしつつ、100g未満の小型ドローンを実現するための技術開発です。具体的には、高性能カメラや新素材を用いた機体部品の開発が行われます。また、複数のドローンから得られる映像データをリアルタイムで共有するための通信技術も開発されます。
高度なセキュリティ技術の導入
Casley Deep Innovationsは、プロジェクトの基礎となる技術として、独自の「ハイパー・セキュア・ストレージ」及び「ハイパー・セキュア・ネットワーク」を活用します。これにより、高いセキュリティ性とデータ可用性が確保される見込みです。特に、web3.0型のアーキテクチャを採用したこれらの技術は、従来の枠を超える革新的なデータ管理や通信を実現します。
企業紹介
Casley Deep Innovationsは、東京都渋谷区に本社を構えており、ディープテック領域に特化したシステムやプロダクトを開発しています。最新技術を駆使し、社会課題の解決を目指した製品やサービスの提供に努めています。
VFR株式会社は愛知県に本社を持つ企業で、小型無人航空機や関連ソフトウェアの開発・販売を行っています。また、ENWA株式会社は映像テクノロジーを用いたプラットフォームの開発に注力しています。
結論
Casley Deep Innovationsが採択されたGo-tech事業の成果は、災害時の困難な状況において迅速かつ高精度な支援を実現する可能性を秘めています。この技術の進展が、未来の災害対策にどのように寄与するか、引き続き注目していきたいと思います。