UTECが新ファンドを設立、革新的スタートアップの創出を支援へ

UTECが新ファンド設立、スタートアップ支援の強化へ

株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ（UTEC）は、国内のサイエンス・テクノロジー分野で最大規模となる新ファンドを組成しました。その総額は300億円を超え、スタートアップの育成と成長に向けた力強いサポートが期待されています。

創業以来、UTECは起業家や科学者、技術者と密接に連携し、さまざまなスタートアップに資金を提供してきました。特に、東京大学などと提携し、技術を駆使した企業に対する支援を強化しています。これまでに110社以上に投資し、その中には株式上場やM&Aを果たした企業も含まれており、彼らの投資先企業の合わせた時価総額は1.5兆円に達しています。こうした実績からUTECは、信頼できるベンチャーキャピタルとしての地位を確立しています。

新たに設立されたUTEC5号ファンドは、「人類的な課題に挑戦するスタートアップを創造する」という明確な目的のもと、今後も革新的なスタートアップを生み出すための資金供給を充実させていきます。特に、シード/アーリーステージの企業に対する寄り添った支援を行うために、出資金額のスケールアップを図っています。

また、UTECではスタートアップの成長を加速させるため、「UTEC Founders Program」を2021年5月17日に立ち上げました。このプログラムは、サイエンスおよびテクノロジー領域のスタートアップを対象とし、迅速かつ効果的な支援を通じてスケールアップを目指すものです。HR支援についてもチームを拡充し、海外市場にも通用する企業の成長を支援することに力を注ぎます。

UTECは今後も国内外の大学、研究機関、さらにパートナー投資機関と手を組み、サイエンスとテクノロジーを活用した事業の推進を支援します。その結果、さまざまな業界や地域で得られた資本や人材、知恵の好循環を形成し、グローバルな課題に貢献していく所存です。