三溪園で開催される第51回観梅会、梅の季節を楽しむイベント

横浜市中区に位置する国指定名勝「三溪園」では、2025年2月9日から3月3日までの間、第51回観梅会が開催されます。このイベントは、江戸時代から続く梅林を祝うもので、梅の古木が多く植えられた貴重な場所での特別な体験を提供します。

観梅会の魅力

観梅会は三溪園の創設者、原三溪が集めた梅木が今も多く残っており、当時からの歴史を感じることができます。観賞可能な梅の種類には、移植当時から存在する臥竜梅や、中国から贈られた緑萼梅などがあり、訪れる人々を魅了します。

イベント詳細

期間: 2025年2月9日（日）～3月3日（月）
開園時間: 9:00～17:00（最終入園は16:30まで）
入園料: 無料（ただし入園料は必要）

麦茶の無料接待

また、開園当初の初音茶屋の様子を再現すべく、観梅会期間中に無料で麦茶が提供されます。この伝統的なおもてなしは、1915年に芥川龍之介が訪れ、俳句に詠んだことでも知られています。

実施日: 2月9日（日）～3月3日（月）の土・日・祝日
時間: 10:00～15:30
場所: 初音茶屋

盆栽展・茶の湯体験

観梅会の期間中、梅をテーマにした盆栽展も行われ、約40点の盆栽が展示されます。これは2月9日から16日まで、中央広場にて行われます。
さらに、特別イベントとして茶の湯文化を体験できるプログラムも準備されています。この体験では和菓子作りや茶席での参加が可能で、事前申込制で定員も設けられています。

その他のイベント

他にも、猿まわしやお雛様の展示、俳句大会など、さまざまなイベントが行われます。猿まわしは日光さる軍団のコンビによるもので、観客に楽しさを提供します。お雛様の展示は、戦前に寄贈されたもので、美しい飾りを間近に見ることができる貴重な機会です。

お雛様展示: 2月6日～3月4日（2月19日に飾り替え）
俳句大会: 2月23日