SNOWFLAKE WORLD TOUR TOKYO イベントレポート
2025年9月11日と12日の2日間、東京のグランドプリンスホテル新高輪にて「SNOWFLAKE WORLD TOUR TOKYO」が開催されました。このイベントは、AIデータクラウドを提供するSnowflake合同会社が主催し、過去最多の事前登録者数である10,700名を記録、実際の来場者は2日間で6,290名に上りました。
DAY2の冒頭では、Snowflakeの執行役員である井口和弘氏が壇上に立ち、初日のハイライトと共に、参加者への感謝の言葉を述べました。彼の挨拶は、参加者の期待感を一層高めるものでした。
続いて登場したのは、Snowflakeのプロダクト担当上席副社長であるクリスチャン・クライナマン氏です。彼は、企業がAIを導入しようとする一方で、そのための準備が不十分である現状について問題提起しました。クライナマン氏は、「未来志向のデータアーキテクチャ」を提案し、高品質データを得るための様々な手法として、データサイロの解消やSnowflakeマーケットプレイスの活用を挙げました。また、Cortex検索などを通じてデータ処理の効率化やガバナンスの強化を図る方法についても解説しました。
デモンストレーションでは、Snowflakeのシニアテクノロジーエバンジェリストであるスー・リー氏が登壇し、非構造化データの活用法や自然言語の抽出方法、セマンティックモデルの確保についての実践的なデモを行いました。彼女のプレゼンテーションは参加者の興味を引き、簡潔な機能性を強調しました。
さらに、クリスチャン氏の呼びかけに応じて、サプライズゲストとしてdbt LabsのCEOであるトリスタン・ハンディ氏が登壇し、パネルディスカッションが行われました。彼は、Snowflakeがデータプラットフォームにおけるコア機能に集中しているのに対し、dbtはデータ実務に対するワークフロー層に重点を置いていると説明し、この組み合わせが顧客にとって非常に自然な形で相乗効果を生むと語りました。
また、パネルには、Snowflakeの導入により顕著な成果を上げた株式会社NTTドコモの代表取締役副社長である佐藤隆明氏も登場。彼は、Snowflakeを使用することで得られた管理コストの削減やデータROIの可視化、処理時間の短縮効果について触れ、「筋肉質なデータ基盤に生まれ変わった」と振り返りました。今後の展望として、AIに対応したデータ基盤の構築やリアルタイム処理のさらなる進化についても期待を寄せました。
このイベントを通じて、参加者たちはAI時代にどのようにデータを活用していくか、具体的なビジョンを得ることができたのではないでしょうか。Snowflakeは、今後も企業がデータから新たな価値を引き出すサポートを続けていくことでしょう。
Snowflakeについて
Snowflakeは、企業が迅速にイノベーションを実現し、データを活用して価値を上げるためのプラットフォームを提供しています。現在、12,000以上の企業がSnowflakeのAIデータクラウドを利用しており、データ、アプリケーション、AIをシームレスに活用することで、変革の力を引き出しています。詳しくは公式サイトをご覧ください。