三井住友ファイナンス&リースが推進する1on1制度の全社展開
三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下、SMFL)は、社員間のコミュニケーションを強化するために、1on1SaaS「Kakeai」を全社的に導入することを決定しました。本記事では、同社が1on1制度に取り組む背景、目的、そして実施の具体的な現場の姿について詳しく紹介します。
導入の背景と目的
SMFLはコロナ禍以降の変わりゆくビジネス環境の中で、現場から自然に広がった1on1の取り組みを公式に位置づけ、「信頼関係の構築」と「自律型人材の育成」が必要だと認識しました。このような考えのもと、2023年12月にはKakeaiのトライアルを開始し、2025年度には全社で利用可能にする準備を進めています。
1on1の重要性
1on1は、メンバー間の信頼関係を築くための重要な対話の場として位置づけられています。信頼関係が不十分な場合、メンバーは本音を語れず、対話が表面的になってしまいます。それによって、次の行動につながらない懸念があることから、信頼という基盤を築くことが重要であるとされています。
SMFLの業務範囲はリースやファイナンスから始まり、航空機、不動産、デジタルトランスフォーメーション(DX)、国際的な環境ビジネスなどにまで広がっています。これに伴い、上司が答えを持っているとは限らない状況が増えるため、各自が思考を重ね、信頼できる仲間と対話しながら解決策を見つけ出すことが必要です。
現場主導のアプローチ
SMFLでは、多様な価値観を持つ社員が多いため、1on1の進め方も現場に任されています。人事部は必要に応じた支援策を提供し、各現場が自分たちに最適な形でKakeaiを取り入れることを助けています。このアプローチにより、部長が直属の部下との1on1を実施するなど、各組織に応じた方法での活用が広がっています。
共通言語としての1on1
人事部と現場の取り組みが相まって、「1on1」という言葉が社内の共通言語として浸透してきています。異なる部署の社員同士でも、Kakeaiを通じて得た情報が自然と会話の中に登場するようになりました。特に、若手社員においては、上司との対話を実施していることで自信が生まれ、キャリアの選択肢が広がる実例が増えてきています。
現場での1on1活用の一例
例えば、SMFLの戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズでは、部長が36人のメンバー全員と3か月に1度、30分の1on1を行っています。この活動は業務上の必要性から生まれにくい接点を持たせることを目的としており、部長とメンバーの距離を縮める努力がなされています。
1on1SaaS「Kakeai」とは
Kakeaiは、様々な企業や業種に対応した1on1コミュニケーションの効率化を図るツールです。多くのユーザーから得たデータを元に、上司と部下のコミュニケーションの質を向上させることに貢献しています。実際に、あらゆる業種の企業がKakeaiを導入し、その効果を享受しています。
まとめ
SMFLは今後も信頼関係を育むために、対話を重ねていく文化を根付かせ、一人ひとりの個性と能力を最大限に発揮できる環境作りを進めていきます。1on1の取り組みを通じて、社員全体の活性化とキャリアの向上を目指すことで、SMFLにとっても大きな成長の糧となることでしょう。