ユーフォリアが富山市で高齢者向け健康モニタリングを開始

高齢者の健康をITで支えるユーフォリア

株式会社ユーフォリアは、富山県富山市で実施される介護予防・フレイル予防プログラムに参加する高齢者の健康モニタリングを支援するため、スマートなデータ管理ツール「ONE TAP SPORTS」を提供することを発表しました。長年にわたり、アスリート向けにケガ予防やコンディション管理のためのソフトウェアを開発してきたユーフォリア。今回の取り組みは、スポーツ科学やコンディショニングに関するデータを一般の健康づくりにも活かそうという意図のもと行われています。

背景

ユーフォリアは以前から、日本代表やプロ選手、中高大学の部活動でのデータマネジメントに取り組んできました。アスリートのためのデータ解析や健康管理のノウハウは、健康づくりに悩む多くの人々にも役立つと信じています。2022年からは法人向けの健康経営支援も開始し、企業の従業員の健康サポートプログラムを提供しています。

富山市のプログラム概要

富山市の「いきいきシニアライフ！プログラム」は、高齢者を対象とした介護予防とフレイル予防に特化したもの。実施内容にはトレーナーによる体操指導や、軽負荷トレーニングが含まれ、所要時間は1時間30分から2時間。対象は主に65歳から74歳までの方で、プログラムは2024年10月から複数の回に分けて実施されます。

ONE TAP SPORTSの特徴

ONE TAP SPORTSは、データを簡単に入力できる直感的なUIを特徴とし、ユーザーは自身の健康状態に関するデータを自由に入力できます。インターネット環境があれば、いつでもどこでも利用可能なため、高齢者が自身の健康を手軽に管理できることが促進されます。入力したデータはデジタルグラフとして表示され、モチベーションを維持する手助けになることが期待されています。

具体的な活用方法

1. 週一回の体調データ入力: 参加者はプログラム実施時に設置されたタブレットから自分の血圧や脈拍、運動前後の体調を入力します。このデータは可視化され、参加者自身がその変化を見ることができます。
2. 運動テストの結果管理: プログラムの初回と最終回には、柔軟性やバランス能力などの運動テストが行われ、その結果がONE TAP SPORTSに蓄積され、管理されます。
3. 定期的なデータ分析: プログラムの進捗に応じて集められたデータを分析し、参加者にフィードバックを提供することで、プログラムの効果を評価します。

ユーフォリアは、ONETAP SPORTSを通じて高齢者の身体機能を管理することの重要性を再認識しており、幅広い世代が健康に生きられる社会の実現を目指します。スポーツの価値向上を図りつつ、ITを通じて日本の高齢化社会に貢献するつもりです。