Animoca Brands Japanとイオレ、デジタルアセットで業務提携
Animoca Brands Japanが、東京証券取引所グロース市場に上場する株式会社イオレと新たにデジタルアセットトレジャリー(DAT)に関する基本合意書を締結したことを発表しました。この提携は、両社がデジタル資産の運用と管理を効率化し、企業価値向上を目指すものです。
イオレの新しい金融戦略
イオレは中期経営計画において、暗号資産金融事業を中心にした成長戦略を掲げています。2025年までに暗号資産トレジャリーを通じた財務基盤の強化と、暗号資産レンディングを掌握し、さらには社会を支える金融インフラの実現を目指しています。具体的には、次世代の金融プラットフォーム「Neo Crypto Bank構想」を段階的に推進していく意向を発表しました。
この構想には、暗号資産をただ保有するだけではなく、利用価値を最大化するための新しい金融サービスが含まれています。これにより、ユーザーは一貫したサービスを体験できると期待されています。
Animoca Brands Japanの展開
一方でAnimoca Brands Japanは、2025年に向けてデジタルアセットを活用したトレジャリー管理支援事業を開始する計画を進めています。この事業では、Animoca Brandsが蓄積した国際的な知見とネットワークを活かし、企業の暗号資産運用を全面的にサポートします。具体的な提供内容としては、デジタルアセットの保有や、ステーキング、レンディング、DeFiを活用した効率的な資産運用支援があり、各企業の財務目標やリスク許容度に合わせた戦略を構築します。
提携の意義
Animoca Brands Japanとイオレの連携により、新しい暗号資産関連ビジネスの育成が期待されています。Animoca Brands Japanは、イオレの暗号資産トレジャリーやレンディング施策を支援し、その成長に寄与する方針です。また、今後はDAT領域においてさらなる事業連携を進めていき、両社の持続可能な成長を実現するための基盤を構築していく考えです。
企業情報
株式会社イオレについて
- - 所在地: 東京都中央区日本橋横山町6-16 RONDO日本橋ビル4F
- - 代表者: 瀧野 諭吾
- - 事業内容: PC・スマートフォン向けサービスの運営をはじめ、アドテクノロジー、求人広告、Web3事業、旅行メディアなど多岐にわたります。
Animoca Brands Japanについて
- - 設立: 2021年10月
- - 役割: 日本のIPホルダーのWeb3展開の支援を行う戦略的子会社。
- - サービス: デジタルアセットに関するトレジャリー管理支援サービスを展開中で、アニメ・マンガキャラのデジタルアクリルスタンド「MetaChara」も提供しています。
まとめ
この新たな提携は、日本におけるデジタルアセットの領域を一段と拡大させると共に、企業の成長を支える基盤を築く重要なステップとなるでしょう。両社の取り組みから目が離せません。