ゴルフウェア市場の現状
2024-09-19 13:14:10

2024年上半期 ゴルフウェア市場の動向と女性用の落ち込み

2024年上半期ゴルフウェア市場の現状



2024年に入って、ゴルフウェア市場は前年に比べて厳しい状況に直面しています。GfK/NIQ Japanが発表したデータによると、2024年上半期のゴルフウェアの販売金額は前年対比で3.0%減少しました。この傾向は、コロナウイルスの影響を受けたゴルフブームの落ち着きにも起因しています。

市場全体の動向



2024年のゴルフウェア市場では、特に春季にかけての販売が大きく影響を受けました。3月に降った雪の影響もあり、多くのブランドが通常通りの売上を上げることができず、全体として売上は前年を下回っています。市場規模の減少は春商戦のスタート直後に見られ、この時期に販売したいくつかの主要商品が苦戦を強いられたことが背景にあります。

女性用ゴルフウェアの販売状況



男女別で見ると、特に女性用のゴルフウェアは大きな減少を記録しています。通常、春シーズンは非常に強い販売期ですが、2024年のデータでは3月から5月にかけての販売が前年の同時期に比べて非常に鈍化しました。アウターウェアからボトムス、さらにはソックスに至るまで、全てのカテゴリーで前年を下回っており、その結果、女性用ゴルフウェアの売上は前年比5.6%減という厳しい数字が出ています。

男性用のトレンド



一方で、男性用ゴルフウェアの市場は全体としては2.1%の減少となりました。しかし、特定のアイテムではプラスの成長を見ることができ、特にショートボトムスは顕著です。販売金額は前年比11.3%増を記録しており、これは高い気温が続く日が多いため、夏以外のシーズンでもショートボトムスを着用する機会が増えていることが寄与しています。また、商品の単価が上昇していることも、ショートボトムスの売上を押し上げる一因と考えられています。

結論



2024年の上半期を通じて、ゴルフウェア市場は全体的に厳しい状況にありますが、服種によっては明確なトレンドが見られます。特に女性用の販売の落ち込みは目立ちますが、男性用では好調なアイテムも存在するため、市場全体が一様に低迷しているわけではありません。今後の販売戦略やプロモーションがこの状況を打開する鍵となるでしょう。


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GfK Japan
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