エステーと福井県の包括連携協定
2024年8月9日、エステー株式会社は福井県と「包括連携協定」を締結しました。この協定は、地域の活性化や魅力の発信、県民の健康増進に関連する取り組みを推進することを目的としています。福井県庁で行われた締結式では、福井県知事の杉本達治氏とエステーの代表執行役社長、上月洋が協定書に署名しました。
この協定の締結は、福井県が長期ビジョンの実現に向け、民間企業のノウハウを活用する取り組みと、エステーが日用品メーカーからウェルネスカンパニーへと成長を目指すビジョンが一致した結果です。エステーは、2023年5月に発表した中期経営計画「SMILE 2027」で、成長テーマとして「かおり×ウェルネス×グローバル」を掲げ、県民に笑顔を届ける製品やサービスの提供を目指しています。
協定の主な内容と目標
福井県とエステーの連携は、以下の4つの主要な分野に分かれます:
1.
地域の活性化、魅力発信
- 地域産業の振興
- 人材育成
- 福井県の特産品を活かした「かおり」の開発
- 観光地、イベント、県産品のPR
2.
県民の健康増進
- 福祉施設の環境改善
- 健康を促進する睡眠環境の整備
- ウェルネスイベントの開催
3.
次世代育成
- サイエンス教育の充実
4.
災害時支援
- 地域防災への協力
具体的な取り組みとしては、福井県の特産品(梅、トマト、そばなど)を使用した「かおり」の開発や、2024年10月に開催される「第47回全国育樹祭」における県産木材の香りを活用したおもてなしイベントが予定されています。また、福井の小中学生向けに理数ゼミを通したサイエンス教育の提供や、エステーの会長による女性リーダー育成研修なども行われます。
地域との連携強化
今年3月に新たに開業した北陸本線の「ハピラインふくい」と協力し、エステーは福井県産ヒノキを使って香り成分を抽出した天然森林オイルを開発しました。このアロマディフューザーは、2024年3月16日に福井駅で限定設置され、開業を祝う香りのおもてなしを行いました。
このような取り組みを通じて、エステーは地域活性化に寄与し、健康的で豊かな生活を実現するために、全社で努力を続けていくことを明言しています。エステーが目指すのは、世界中の人々が「ふふっと笑顔」で過ごせる社会の実現です。
協定の基本情報
- - 締結式日時: 2024年8月9日(金) 午後3時
- - 会場: 福井県庁7階特別会議室
- - 出席者: 福井県 – 知事 杉本達治氏、エステー株式会社 – 代表執行役社長 上月洋
- - 協定期間: 2024年8月9日(金) ~ 2025年3月31日(月)
(1年ごとに更新)
この協定が地域にどのように影響を与えるか、今後の展開に期待が寄せられています。