SNS時代の新たな美容マーケティングの形
AnyMind Groupが、バーチャルインフルエンサー事業を展開する株式会社NADESHIKOの全株式を取得し、完全子会社としたことを発表しました。これに伴い、NADESHIKOは社名を"NADESHIKO Beauty"に変更し、東京都港区六本木ヒルズ森タワーに本社を移転しました。この新しい展開は、SNSを基盤としたマーケティング業界に大きな影響を与えることが期待されています。
SNSとEC融合の背景
現代ではSNSがユーザーの購買行動に深く関与しており、ブランドは発見から購買までの体験設計がますます重要になっています。このような潮流の中、NADESHIKO社の参画によって、AnyMind Groupが持つAI、EC、マーケティング、物流の統合プラットフォームとの相乗効果を図り、SNSとECの融合による新しいビジネスモデル、BPaaS(Business Process as a Service)を推進します。
体制の強化と新たな試み
今後、NADESHIKO Beautyは、SNSマーケティング、販売、広告運用、CRM、在庫・物流管理を一貫して支援する体制を強化していきます。さらに、GROVEブランドが展開する"seju"や"MUNI"などの知見を活かし、美容業界に特化したバーチャルインフルエンサーの支援にも力を入れる予定です。また、日本のSNSコンテンツを海外市場に展開することで、グローバルな価値の創出を目指します。
代表取締役のコメント
NADESHIKO Beautyの代表取締役、半澤拓実氏は、「SNSが人々のライフスタイルの中心となり、美容やコスメとの出会い方が大きく変化しています。ユーザーとブランドとの新たな関係を築くため、これまで以上にクリエイティブ力、スピード、テクノロジーの融合が求められる」と述べています。彼は、AnyMind Groupの一員となったことで、強力な支援体制が整い、美容領域に特化したマーケティングの新しいスタンダードを創り出すことを目指しています。
テクノロジーがもたらす新しい体験
AnyMind Groupの共同創業者兼CEO、十河宏輔氏も、SNS上での体験が直ちに購買行動につながる時代において、```
ブランドが強く求める直感的で共感を得られるコンテンツの重要性を強調しました。NADESHIKO社が持つバーチャルインフルエンサーやショート動画の運用力は、この変化を先取りしており、AnyMindのAIや物流を活用することで、自社のプラットフォームと調和する新たな購買体験が可能になると確信されています。
AnyMind Groupの概要
AnyMind Groupは、2016年にシンガポールで設立され、現在では15ヵ国に拠点を持つテクノロジーカンパニーです。ECやマーケティング、生産管理、物流といった幅広い領域でソリューションを展開しており、クライアントの事業成長を支援しています。特に、最近はSNSとECの融合が重要視されており、NADESHIKO Beautyと連携することで新たなビジネス価値を提供することが期待されています。
今後、AnyMind Groupはテクノロジーとオペレーションの力を借りて、グローバルなブランド支援に向けた取り組みを進め、SNS時代における美容マーケティングの新たな潮流を切り開くことでしょう。