ニトリが目指す環境への取り組み「NITORI Group Green Vision 2050」
株式会社ニトリホールディングスは、札幌市に本社を構え、代表取締役社長の白井俊之が率いる企業です。このたび、同社は2050年を見据えた環境保護のための新たなビジョン「NITORI Group Green Vision 2050」を策定し、持続可能な「住まいの豊かさ」の実現に向けた具体的な取り組みを発表しました。
「住まいの豊かさを世界の人々に提供」に向けて
ニトリグループは、「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」というミッションを掲げており、その実現には自社の強固なビジネスモデルが大きな役割を果たしています。このビジネスモデルは「製造、物流、IT、小売業」と多岐にわたり、一貫した効率化とコスト削減を実現しています。
また、近年は従来の「つくる」「はこぶ」「つかう」というモデルに加え、「つかいおわったあと」の考慮を強化しています。この新たな視点から、「循環型ビジネスモデル」を取り入れ、よりサステナブルな商品やサービス提供へと進化しています。
2050年に向けた具体的目標
「NITORI Group Green Vision 2050」は、3つのテーマに基づいた具体的な取り組みを掲げています:
1. サーキュラー(循環)ビジネスの推進
ニトリグループは、商品開発の際に資源化を前提に考え、無駄を省いた製造プロセスを追求します。顧客から回収した商品は、100%の資源化率を目指し、廃棄物の分別とリサイクルを徹底し、最終的には廃棄物の再利用率100%を実現することを目指しています。また、商品のパッケージにも環境に優しい素材を使用し、持続可能性を高めていきます。
2. 持続可能な調達
ニトリは、環境や社会に対する配慮が行われた材料のみを使用することを最優先し、特に森林破壊や人権侵害に関与しない持続可能な木材の調達を信念としています。FSC®やPEFCの認証を受けた木材の使用を推進し、そのトレーサビリティを高めることで、さらなる持続可能性を目指しています。
3. 気候変動への対応
ニトリグループは全てのビジネスプロセスにおいて気候変動への影響を考慮し、環境負荷を低減する商品開発や物流の効率化を進めています。2050年にはカーボンニュートラルを実現することを目指し、より持続可能なビジネスモデルの確立を目指しています。
未来の世代へ
ニトリグループは、環境への配慮と持続可能な社会の実現に向けて積極的に活動しています。この「NITORI Group Green Vision 2050」に基づく取り組みを通じて、豊かな住まいづくりを提供し、次世代へと引き継いでいくことを誓っています。持続可能な未来を築くために、私たちは今後も努力を続けていきます。