黒嵜想の新連載「声をかく」第6回が公開
批評家の黒嵜想氏が展開するWEB連載「声をかく」の第6回が、仏教メディア「ちえうみPLUS」で公開されました。この連載は、日本語の「読み」と「書き」の関係、また、それを支える音と言葉の特徴に焦点を当て、特に仏教音楽「声明」を用いて新たな思考を誘発するものです。
声と音、波と形
仏教音楽である「声明」は、その音と波線の特徴的な形から、音と文字、言葉と声、記号と身体との不思議な関係性を語りかけてきます。本連載では、そういった多様な要素を考慮しながら、日本語が持つ特異な音響空間を探る試みが繰り広げられています。「きめのない、きめのある」と題された今回は、聴覚的な視覚化の重要性が浮き彫りにされています。
音声論としての仏教音楽
音声と南極を中心に研究を進めている黒嵜氏は、特に人間の発する声が持つ力について深い理解を持っています。彼の考察は、単なる音楽の理解を超え、仏教音楽を介して音声が持つ力と意味をさまざまな視点から考えるものであり、ただ聴くのではなく、聴くことに伴う身体的な経験についても触れています。
批評家・黒嵜想氏のプロフィール
黒嵜想氏は1988年生まれの若手批評家であり、彼の名はさまざまな批評誌で知られています。特に彼の連載「声をかく」や南極に関する雑誌『P2P』の編集など、多岐にわたる活動を展開している氏は、またポッドキャストを通しても独自の視点を提供しています。仏教音楽の深い理解とともに、多面的な視野を持つ彼の考え方は、多くの読者に新たな気づきを与えています。
「ちえうみ」とは
「ちえうみ」は、仏教の智慧を現代に伝えることを目的とした新しいメディアです。さまざまな人々と共に、仏教や宗教に関する幅広い情報を発信しています。また、未来に向けた学びと実践の場を提供し、仏教を「もっと身近に伝える」ことを目指しています。
終わりに
本連載は隔月で更新され、読者に新たな考察と発見を提供することが期待されています。黒嵜氏の独自の視点から広がる音声論としての仏教音楽についての考察をぜひ楽しんでいただければと思います。
詳しい内容は「ちえうみPLUS」にアクセスし、直接お読みいただけます。