理念経営とブランディングで挑む社会課題
2025年7月28日、株式会社パラドックスが主催するオンラインイベント「Visions Conference 2025」が開催されます。このイベントは、理念経営やブランディングを活用して社会課題に立ち向かう企業や団体の取り組みを紹介する場です。参加は無料で、登録は公式サイトから可能です。
イベントの背景と意義
近年、日本は人口減少や国際競争力の低下、人材の定着に苦しんでいます。これらの課題は企業だけでなく、社会全体の問題として浮上しています。特に、地域においては良質な雇用機会が不足しているため、多くの地方で人口流出が続いています。このような状況下で、企業はブランディングや理念経営を通じた革新が求められています。
今回のカンファレンスでは、3つの企業・自治体が参加し、それぞれの成功事例を共有します。まず一つ目は、株式会社堀場製作所です。堀場製作所は、全世界に8,955名の従業員を抱える企業として、理念「おもしろおかしく」の浸透を目指しています。この理念を具現化することが、グローバルな競争力向上に寄与しています。
参加企業の取り組み
1. 堀場製作所のグローバルブランディング
堀場製作所は、1953年に京都で設立され、様々な分析機器を開発してきました。同社は社是を全社員に浸透させる取り組みを進め、理念を多言語で表現するプロジェクトを立ち上げました。その結果、社員の共通理解が深まり、グローバルでの連携が強化されました。
2. 御蔵島村役場の地域活性化
次に、人口300人の離島である御蔵島村役場は、人口減少の中で職員の採用活動に苦しんでいました。そこで、島民の視点を反映したブランディングを行い、2名の職員を新たに採用することに成功しました。また、応援人口の増加を目指して、継続的な地域ブランディングに取り組んでいます。
3. 株式会社よしみの理念策定
最後に、株式会社よしみは、創業116年の長い歴史を持つ企業です。業績の維持や人材確保に課題を抱え、理念の見直しを行いました。経営層からパート従業員までを巻き込んだ理念策定のプロセスを経て、組織の一体感を高めることに成功しました。結果的に、社内でのコミュニケーションが増え、取引先からも高く評価されています。
有識者によるディスカッション
イベントでは、3事例の発表の後、有識者によるディスカッションも行われます。このセッションでは、経営の専門家によって、理念経営やブランディングの重要性や今後の展望について議論が交わされます。
参加方法
この重要なカンファレンスは、オンラインでの開催となります。参加希望者は、公式サイトから事前申し込みを行う必要があります。一般の参加者のみならず、企業の経営者や人事担当者、地域活性化に関心のある方々にも興味深い内容が用意されています。
イベント概要
- - 日時: 2025年7月28日(月)13:00〜17:00
- - 形式: オンライン
- - 費用: 無料
- - 申し込み: こちらから登録
株式会社パラドックスについて
株式会社パラドックスは、企業や人が大事にする価値観や理念を深く掘り下げ、その実現を支援しています。企業独自のストーリーを基にしたブランディングを通じて、社会全体の活性化を目指しています。
企業情報
- - 設立: 2001年
- - 資本金: 1000万円
- - 本社所在地: 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー13F
- - HP: 株式会社パラドックス
このカンファレンスを通じて、多くの参加者がそれぞれの企業や地域に置かれた課題に対して新たなヒントを得ることができるでしょう。