BYD設立20周年を迎えた新たな一歩、「BYD JAPAN」への社名変更

BYD Japanの新たな章

ビーワイディージャパン株式会社が、2025年7月28日に社名を「BYD JAPAN株式会社」に変更することが発表されました。これは、BYDの設立20周年を機に行われるもので、日本市場へのコミットメントをより明確にするための一環です。乗用車部門を担当する「BYD Auto Japan株式会社」と同じ表記にすることで、両部門のシナジーを強化し、国際企業としての一体感を示します。

BYDの成り立ちと進化

1995年に中国・深圳でバッテリーの研究・開発から始まったBYDは、その後のバッテリーの需要増加に伴い事業を拡大し、現在では自動車事業を主軸に暫定的な成功を収めています。日本では、ITエレクトロニクス事業や新エネルギー事業など、多岐にわたる分野での展開が行われています。

日本市場における歴史

日本法人は2005年に設立され、初めての日本市場への進出を果たしました。また、2010年には世界的な金型メーカーを迎え入れ、2015年には電気バスの導入を開始し、公共交通の一部として浸透してきました。電気自動車（EV）の市場への参入は、2022年に「BYD Auto Japan株式会社」が設立されたことで加速し、2023年からは国内での販売を開始しました。

新社名への期待

新たな「BYD JAPAN株式会社」となることで、同社は日本市場での認知度をアップさせる狙いがあります。商用車と乗用車部門の連携を強化し、より一貫したメッセージを消費者に伝えることができるでしょう。これにより、企業のブランド力を向上させるだけでなく、日本の脱炭素社会の実現にも貢献する姿勢が期待されます。

未来へのビジョン

BYD Japan Groupは、国際企業としての役割を果たし、日本市場において自動車事業を中心に多様な展開を行うことを今後も続けます。そして、近年の環境意識の高まりに応じた新しい技術やサービスの導入を行い、持続可能な社会の実現にも寄与していく方針です。

このような新体制のもと、BYDが描く未来像は、より多くの人々のライフスタイルを豊かにし、グローバルな視点で社会に正の影響を与え続けることでしょう。