生成AIで大学キャリアセンターを強化
株式会社キャリアボットが2025年10月より、全国の大学キャリアセンター向けに生成AIを活用した支援サービス「Careerbot AI Assistant」の提供を開始します。このサービスは、専門的な知識を持つ職員がAIを駆使して学生に質の高いキャリア支援を行えるようサポートすることを目的としています。
「Careerbot AI Assistant」の特徴
本サービスは、主にエントリーシート(ES)添削と就職相談の機能を兼ね備えています。ユーザーは、テキストを入力するか画像を貼り付けるだけで、改善提案や適切なアドバイスを受けることができます。利用する生成AIモデルには、Googleの「Gemma3」、OpenAIの「gpt-oss」、Preferred Networksの「PLaMo」などが含まれており、大学毎に最適化した運用が可能です。
提供形態と導入方法
「Careerbot AI Assistant」は、クラウド環境とローカル環境の2種類から選ぶことができます。クラウドでは、期間限定でサービスを体験でき、実際の業務フローに組み込むことが可能です。ローカルLLMを導入することで、セキュリティが強化され、外部通信を最小限に抑えた安全な運用が実現します。
1.
クラウド体験: 大学が初めて生成AIを導入する際の比較検討に最適な環境を提供します。カスタマイズはできませんが、実業務に基づく体験が可能です。
2.
ローカルLLM: 大学内に専用PCを設置し、独自のデータを活用できるセキュア環境を提供します。料金は環境や規模に応じて個別に見積もりされますが、機能は常に拡張されています。
どんな大学に向いているか
「Careerbot AI Assistant」は、以下のようなニーズを持つ大学に特におすすめです:
- - 生成AIの導入を考えていて、セキュリティや実績を検証したい大学
- - 職員全体の生成AIリテラシーを高めたい大学
- - 外部依存を減らして、安全なAI活用を模索している大学
- - ランサムウェアなどのサイバーリスクを意識し、学内で完結できる環境を求める大学
代表取締役の岡崎浩二氏のコメント
岡崎氏は、「全国のキャリアセンターからは、生成AIに関するさまざまな相談が寄せられています。特にセキュリティや誤情報生成に対する不安が多く、これに対処できるように取り組みます。将来は海外の大学にもサービスを展開し、就職支援の新たなスタンダードを築いていきたい」と考えを述べています。
会社情報
株式会社キャリアボットは、東京都世田谷区に拠点を置き、大学向けのDX推進コンサルティングなどを行っています。多くの実績を持ち、関東・関西地域の大学と提携しています。興味のある大学は、公式ウェブサイトからの問い合わせをおすすめします。