徳島大正銀行が新営業店システムを導入
徳島市に位置する徳島大正銀行は、顧客の利便性向上を目指して、新たな営業店システム「セミセルフ」を導入することを発表しました。これは、従来の窓口手続きの手間を大幅に軽減するもので、タッチパネルを活用することで、顧客自身が多くの手続きを簡単に行えるようになります。この試みは、金融専用端末を基にしたものであり、株式会社日立製作所との協力のもとで推進されています。
セミセルフでの手続きの特長
顧客の利便性向上
新しいシステムでは、顧客が窓口で待つ時間を短縮できます。具体的には、タッチパネル操作により、伝票記入や印鑑押印が不要になります。これにより、手続きが迅速に行え、顧客はよりスムーズにサービスを利用できます。さらに、顧客情報は通帳やキャッシュカードを読み取ることで、自動的に入力されるため、手間が省けます。
行員の業務効率化
セミセルフ方式の導入により、行員の業務も効率化されます。伝票記入が不要になることで、行員はお客様のニーズに迅速に応えるための時間を確保でき、より良いサービスを提供することが可能になります。これにより、顧客満足度の向上も期待されています。
手続き可能な取引内容
新システムでは、以下の取引がセミセルフで行えます:
- - お預入れ(普通預金・貯蓄預金・納税準備預金・定期預金)
- - お引出し(普通預金・貯蓄預金・納税準備預金)
- - お振替え
- - お振込み
- - 税金・公共料金のお支払い
これらの手続きは、タッチパネルの操作だけで完了し、印鑑を用いることなくキャッシュカードの暗証番号で手続きも可能です。特に公共料金の支払いは、QRコードを利用することで、簡単に行うことができます。
導入予定日
新しい営業店システムは、令和6年11月11日より試行店舗で稼働開始予定です。本店営業部が最初に導入し、続いて令和6年11月18日には徳島駅前支店と渭北支店でも開始されます。令和7年4月以降には、対象外店舗を除く全ての店舗で順次稼働が予定されています。
この新たな取り組みは、さらなる地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環として位置づけられています。徳島大正銀行は、顧客のさまざまなニーズを満たし、地域の経済を活性化させるために邁進していくとしています。顧客の期待に応える形で、今後も新しいサービスや取り組みを計画していくでしょう。