リフォーム現場への新しい物流サービス「JUCORE物流」が始動

リフォーム市場への対応

住友林業株式会社の子会社、ホームエコ・ロジスティクスは、建築現場への配送を効率化するサービス「JUCORE（ジュコア）物流」を拡充し、11月1日からリフォーム現場への配送を開始しました。これにより、新築住宅だけでなく、既存の戸建てや集合住宅のリフォーム需要にも対応することが可能になります。

JUCORE物流の特徴

「JUCORE物流」は、これまでの新築戸建と集合住宅に加え、リフォーム志向の高まりを受けて市場のニーズを満たします。このサービスは、二つの大きな特徴を持ちます。第一に、物流拠点を小さな半径に設置することにより、輸送距離を短縮し、トラックの稼働率を向上させます。第二に、異なる仕入れ先からの住宅資材を混載する「共同配送」を行うことで、積載効率を最大限に高めるというものです。

持続可能な配送の実現

このサービスでは、需要に応じた配送体制を整えることで、人手不足による輸送力の不足や、環境負荷の軽減にも寄与しています。また、多様な配送オプションを提供し、指定日時配送や階上げ搬入、無人納品など各現場のニーズに細かく対応する体制を構築しています。

市場環境と今後の展望

現在、新設住宅着工件数は減少傾向にありますが、リフォーム市場は急成長を遂げると予想されています。2040年には9兆円規模に達するとされるリフォーム市場に対し、「JUCORE物流」は大きなビジネスチャンスと見込まれています。さらに、2026年には東海地方、2030年には福岡県でのサービス展開を予定しています。