陸前高田からの新たな挑戦!アップサイクル手法で生まれたヘアケア商品
陸前高田を拠点とするライフスタイルブランド“ura”が、注目のヘアケア商品を発表しました。このプロダクトは、未利用のわかめから得た成分を使用したノンボトルパッケージのシャンプーとコンディショナーです。これまで何のためにも活用されていなかったわかめの元茎に目を向け、新たな価値を生むことを目指しています。
ブランドの理念
uraの代表、三浦尚子氏は2014年に神奈川県から陸前高田へ移住し、養殖漁師としての新しい生活をスタートしました。漁業という分野は自然環境による影響を大きく受けるため、リスク管理や未来への持続可能性が求められています。
そんな経験から、三浦氏は2022年に“ura”を立ち上げ、一次産業の廃棄物をアップサイクルする商品開発に挑んできました。これにより生産者と消費者の距離を縮め、地域の自然環境を考えるきっかけを提供したいという思いが込められています。
わかめの元茎の新たな活用方法
これまで、わかめの元茎は生産過程で廃棄されることが一般的でした。しかし、三浦氏の発想は「これこそ新しい資源に変えられるのでは?」というものでした。それを実現すべく開発されたのが、天然由来成分を高配合したシャンプーとコンディショナーです。
「ura shampoo」では、94%の天然由来成分が含まれています。具体的には、わかめエキスや柚子エキス、マジョラム、ローズマリーなどが使われており、化学成分や人工香料は極力排除されています。また、髪や地肌に優しいアミノ酸系洗浄成分をベースに、春の海をイメージした爽やかな香りを演出しています。
一方で「ura conditioner」は、87%が天然由来成分で構成されており、髪にツヤを与えながら潤いを保つ機能を持ち合わせています。こちらも、わかめエキスに加え米ぬか油やオーガニックシアバターなどの植物由来のエッセンスが使用されており、特に髪の健康を意識した設計です。
環境意識の新スタイル、ノンボトルパッケージ
“ura”は従来のボトルパッケージに加え、新たにノンボトルパッケージを導入しました。この新スタイルは、環境負荷を軽減するための一環として企画されたもので、リフィル文化の普及を目指しています。顧客からの「毎回ボトルを購入するのはもったいない」という声に応え、持続可能な暮らしを提供することを重視しています。
2025年夏にはクラウドファンディングを通じて商品が一般販売され、ECサイトでも購入が可能です。ボトル型パッケージは在庫限りでの販売となるため、新しい使用スタイルが提案されています。
未来へのビジョン
三浦氏のメッセージには、自然環境と地域の課題に対する深い思いが込められています。「商品を通じて地域の根幹産業である漁業を持続可能にし、生産者と消費者の距離を縮める仲間を増やしたい」との願いがあります。
商品概要
- - ura shampoo (ノンボトルパッケージ)
- - ura conditioner (ノンボトルパッケージ)
詳細を知りたい方は
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