韓国の人気ドラマ原作漫画が日本語訳で登場
2025年7月29日(火)、株式会社玄光社が日本語版『ミョヌラギ私の“お嫁ちゃん”期』を発売します。この作品は、韓国で1700万回以上再生された人気ドラマ『ミョヌラギ』の原作漫画です。著者はスシンジ氏で、翻訳は渡辺麻土香さんが担当しています。本作は、家父長制に悩む現代女性たちの姿を描き、多くの共感を呼んでいます。
韓国での大ヒット
SNSでの連載から瞬く間に話題となり、主演のパク・ハソンとクォン・ユルによりドラマ化され、すぐに大ヒットしました。シーズン2まで放送され、ドラマ版『82年生まれ、キム・ジヨン』とも称されるほどの注目を浴びています。
物語の内容
あらすじ
若い女性ミン・サリは大学の同級生グヨンと結婚し、義理の両親から「良い嫁」としての役割を求められます。彼女はその期待に応えようと奮闘しますが、仕事との両立や家の中での自分の扱いに違和感を抱き始めます。
この作品は、著者が生み出した「ミョヌラギ」という言葉に基づいています。「良い嫁」としてのプレッシャーを感じる期間を指し、通常は1〜2年ですが、長い場合は一生続くこともあります。このテーマは韓国だけでなく、日本の家庭でも共感されるものです。
もやもやする日常
作中では、主人公が義理の両親や夫との関係で感じるさまざまな戸惑いが描かれています。例えば、出張よりも夫の食事が優先される状況や、義実家の行事を手伝わなければならない重圧など、現代女性が直面するリアルな問題が描かれています。
高山一実とブレイディみかこの推薦文
本書について、タレントの高山一実さんと作家のブレイディみかこさんが感想を寄せています。
高山一実さんは、「苦しみを苦しみと名付けるくらいなら拒否をしても構わない、そう抱きしめてくれる話。」と述べました。
ブレイディみかこさんは、「『嫁』も『姑』も『婚』も、漢字で書くと『女へん』がついている」と言い、読み進めるうちに気づきを得たと語っています。
著者プロフィール
スシンジ氏はフリーランスのイラストレーターで、2011年に短編漫画で受賞歴がある実力派。また、2017年からは『ミョヌラギ』の連載を開始し、一躍有名になりました。彼女の作品はSNSを通じて広まり、数々の賞を受賞しています。
書籍の概要
- - タイトル: ミョヌラギ私の“お嫁ちゃん”期
- - 発売日: 2025年7月29日(全国発売)
- - 判型: A5判変型・224頁
- - 定価: 本体1,800円+税
- - ISBN: 978-4768330456
- - 出版元: 株式会社玄光社
この作品が現代の女性たちにどのような影響を与えるか、リリースが待ち遠しいです。