デジタルハリウッドとベネッセが共同開発した新しい授業支援カリキュラム

デジタルコンテンツの人材育成に貢献するデジタルハリウッド株式会社が、ベネッセグループと協力して新しい授業支援カリキュラム「探究×情報」を開発しました。この新たな教育プログラムは、2026年春から全国の高等学校で利用される予定です。

探究と情報の融合

近年、教育現場ではAIやデジタル技術が中心的な要素として取り入れられており、その中で「探究」と「情報教育」をどのように結び付けるかが求められています。文部科学省は、「情報Ⅰ・Ⅱ」や「総合的な探究の時間」に対応した新しいアプローチを推進しています。この中で、創造的思考力や課題解決力を育むことが重要視されており、デジタルハリウッドは、この流れを受けた教育の改革を目指しています。

デジタルハリウッドは既に様々な自治体と連携し、先進的なデジタル教育を展開してきた実績があります。この豊富な知見をもとに、ベネッセと協力し、高校の教員研修や生徒向けの授業支援を行う新カリキュラムを作り上げました。

DXハイスクールの取組

全国の高校で実施される「DXハイスクール」事業は、ICTを活用した探究的な学びを重視した取り組みです。本事業は、情報や数学教育を強化するためのカリキュラムを実施することで、将来のデジタル社会に対応できる人材の育成を目的としています。2026年の実施に向けて、デジタルハリウッドは多数の高校と連携し、授業モデルを実践的に開発しています。

オンライン研究会の開催

新カリキュラムの導入に先立ち、2025年11月27日には、「探究×情報で拓く高校教育の新しい学び」に関するオンライン研究会が開催されます。このイベントでは、文部科学省の関係者が講師として参加し、実際の教育現場での応用を考えた講演を行います。参加者は、高校教員や教育委員会関係者を対象としており、プログラムの詳細や活用イメージが初めて紹介される予定です。

教育の未来を切り開く「探究×情報」カリキュラムによって、高校生たちが新たな学びの体験を得られることが期待されます。全国各地の高校での展開が待たれるこのプログラムは、デジタル教育の発展にも寄与することでしょう。さらに、申し込みは無料で、先着200名に限られているため、関心のある方は早めに参加を検討することが推奨されます。