NECプラットフォームズの新たな挑戦「UNIVERGE BLUE」
NECプラットフォームズは、2025年4月25日から音声通話やチャット、Web会議、ファイル共有などの機能を統合したオフィスコミュニケーションクラウドサービス「UNIVERGE BLUE」の新しいモデルを発表します。この新モデルでは、初期導入コストを抑えたフルクラウド構成を採用し、企業が導入しやすい環境を整えています。この「Bring Your Own Trunk(BYOT)」モデルは、ユーザー自身がWebブラウザから簡単に各種設定を行い、自社のコミュニケーションシステムを効率的に運用できるよう設計されています。
背景と市場動向
2025年から開始予定の双方向番号ポータビリティにより、固定電話からIP番号への移行が容易になることが期待されています。このことが、クライアント企業の音声通話のインフラ再編を促します。また、クラウドPBXへの移行が進む中、コミュニケーションツールの一元化が求められるようになりました。これにより、オフィスコミュニケーションのDXが進展し、企業の生産性向上が期待されます。新しい「UNIVERGE BLUE」モデルは、多様なコミュニケーション方式を統合し、オフィスの運用効率をサポートする役割を果たすことができるでしょう。
BYOTモデルの特徴
1. 初期導入コストの削減
今回のBYOTモデルは、PBXやキーテレフォンの初期導入コストを大幅に抑えている点が特長です。これにより、中小企業でも容易にクラウド型の通信システムを導入しやすくなりました。すべての設定をWebブラウザから行えるため、ITの専門知識がなくても手軽に運用できます。
2. コールセンター機能の強化
特に、コールセンターに必要な基本機能を実装しており、モニタリングや統計レポート、ダッシュボードなどが利用可能です。これにより、高度なオペレーションが求められるビジネスでも自信を持って活用可能です。
3. 便利な通話録音とIVR機能
通話録音やIVR(音声自動応答)機能が備わっており、これまでのPBX環境からスムーズにクラウド化できます。これにより、クラウドでのコミュニケーションプラットフォームへの移行がより簡単になるでしょう。
4. 専用固定電話機の提供
さらに、UNIVERGE BLUE専用の高品質な固定電話機も提供されます。インターネットを介して直接接続できるため、従来の電話設備をそのまま活用しながら、最新のクラウド機能を利用可能です。
Microsoft Teamsとの連携
2025年4月18日からは、Microsoft Teamsとのインターフェース統合機能も追加される予定です。これにより、ユーザーはTeams上でUNIVERGE BLUEの音声環境を利用でき、業務効率が大幅に向上することが期待されます。この機能により、異なるアプリを使い分ける必要がなくなり、ユーザーは一つのプラットフォームで業務を管理できるようになります。また、万が一Microsoft Teamsに障害が発生しても、ハイブリッド音声環境を利用することで、業務の継続が可能です。
今後の展望
NECプラットフォームズは、今後も「UNIVERGE BLUE」を通じて企業のDX化を加速させるとともに、オフィスコミュニケーションの生産性向上に寄与していく方針です。市場のニーズに応じた機能の追加や改善が期待されており、これからの展開に目が離せません。
サービスの詳細
UNIVERGE BLUEに関する詳細や導入料金については、公式サイトを通じてお問い合わせをお待ちしています。
UNIVERGE BLUE公式サイト