共和電業がTeachme Biz導入で業務効率化を推進
背景と導入の目的
1949年に設立された共和電業は、ひずみゲージのパイオニアとして、設計・生産管理を東京都調布市の本社で行いながら、山形と甲府の二つの生産拠点を運営しています。しかし、近い将来、多くのベテラン従業員が定年を迎えることが見込まれており、彼らが持つ技術とノウハウを次世代に伝えることが急務となっていました。従来の手順書では、細かな作業のコツが伝わりにくく、指導する際の負担も大きいことが課題でした。こうした背景から、AIマニュアル「Teachme Biz」を導入しました。
Teachme Bizの活用法
共和電業はTeachme Bizを技術伝承の新たな手段として活用しています。
1.
動画手順書の整備
若手社員が主導する「動画委員会」を設立し、業務時間の一部をマニュアル作成に充てることで、言葉だけでは説明しづらい作業のコツを動画で保存しています。これにより、作業手順が明確になり、新しい従業員でも理解しやすくなります。
2.
拠点間のノウハウ共有
それぞれの拠点で作成した手順書を一元管理し、互いに閲覧できるようにすることで、作業のコツを拠点を超えて学ぶ文化を醸成しています。この仕組みにより、双方の拠点が自らの手順書を向上させています。
3.
設計部門との認識合わせ
現場の作業を動画や画像で見える化することで、本社の設計部門との間でのコミュニケーションがスムーズになり、新製品の設計から効率的な作業手順の組込みが可能となりました。
導入後の成果
共和電業ではTeachme Bizを利用して、次の成果を実現しました。
1.
年間800時間の教育工数削減
動画を活用することで、従来の教育にかかる時間を15分から5分に短縮し、両者の教育負担を年間800時間、金額にして約1,000万円相当削減しました。
2.
設計レビューの精度向上
動画や画像を通じて現場の実作業が可視化されることで、設計レビューの質が向上しました。これにより、生産拠点との認識合わせがさらに効率よくなりました。
3.
ISO監査での評価向上
Teachme Bizを駆使した品質改善活動が、ISO監査において2年連続で「Good Point」として評価され、「共和グループ全体での取り組みが評価された」とのコメントを受けました。
経営幹部のコメント
品質・製品本部の上坂直弘部長は、導入から3年経過した現在、山形と甲府の拠点間に新たな文化が芽生えたことを喜ばしく思っており、双方の良い点を教え合う文化が育ったことが、想定以上の成果だと述べています。今後も取り組みの拡大を期待しているとのことです。
Teachme Bizについて
Teachme Bizは、現場のマニュアル作成から運用、更新に至るまでAIがサポートするシステムです。動画自動編集機能も備え、業種を問わず幅広く導入されています。
まとめ
共和電業の取り組みは、AI技術を活用することで教育面での効率化を進め、業務の属人化を解消する重要なステップとなっています。今後のさらなる発展が期待されます。