全サーバOSに対応した特権ID管理ツール「セキュア・パスポート」の新登場

このたび、クリエーションラインが全てのサーバOSに対応した特権ID管理ツール「Secure PassPort：セキュア・パスポート」を発表しました。本製品は、特許出願中の「ネットワーク機器の管理装置、管理方法及び管理プログラム」を基にしており、企業のセキュリティを強化するために設計されています。

製品の特徴

セキュア・パスポートには、以下の5つの主要機能が含まれています：

1. パスワード自動付与＆変更履歴ログ保存機能：サーバ機器の管理用パスワードを自動生成し、変更履歴を保存します。これにより、パスワード管理の工数を大幅に削減できます。

2. 機器情報の自動収集：メモリ容量やローカルドライブの総容量、空き容量、CPUの型番、BIOSのバージョンなど、機器の詳細を自動で収集・管理します。

3. 代替ログイン機能：特定の状況下での管理者の効率的なアクセスを実現し、業務の柔軟性と迅速な対応を可能にします。

4. 資産データ管理機能：保守の種類、購入メーカー、購入時期、サポート期間、担当者名などの情報を一元管理し、資産の把握を容易にします。

5. 物理構成マップ自動作成機能：ネットワーク上にある機器の物理的な接続構成を自動で可視化し、システム全体の理解を深めます。

これらの機能は、単体での提供も可能で、既存のログ管理ツールなどと連携して内部統制を強化することができるため、ツールの導入が容易です。

リスクと運用効率の向上

現在、多くの企業ではパスワードの生成や管理が煩雑になり、「共通のパスワード」を使用するケースが増えています。しかし、共通パスワードの使用は、悪意のある第三者がパスワードを入手した場合、内部の重要情報の流出を招くリスクがあります。このような事例は実際に発生しており、元従業員による不正アクセスの事件も少なくありません。セキュア・パスポートは、これらのリスクを解消し、運用効率を向上させるための機能を備えています。

料金と提供開始日

製品の基本構成価格は5,000,000円で、100ノードの管理が可能です。また、構築や導入作業は1,000,000円からの料金で提供され、追加ノードの購入は200ノードごとに1,750,000円で行えます。セキュア・パスポートは2008年10月10日より提供が開始されました。

クリエーションラインの紹介

クリエーションライン株式会社は、コンサルティング事業、セキュリティ・ソリューション事業、SI/NI事業の三つの事業セグメントを持つ情報システム会社です。2008年9月には東京都経営革新計画企業として認可を受け、現在も多くの企業に対して高品質なITサービスを提供しています。設立は2006年1月で、東京都品川区上大崎に本社を置いています。詳細は公式サイト(http://www.creationline.com/)をご覧ください。