恋愛でつまずく原因とその回復のプロセス
幼少期の影響
恋愛においてつまずく原因はしばしば幼少期の経験に起因しています。
「恋愛が辛い」「人を信じることに対する恐れ」などの感情は、表面的にはうまくいっているように見える人でも抱えているものです。心の奥に「愛し方がわからない」という不安が潜んでいることが多いのです。このような背景には、安心して心を委ねられた居場所、すなわち「家庭」がなかった経験が少なくありません。
私たち「育me縁(はぐくみえん)」は、心理学と認知科学を基にしたプロファイリングを通じて、個々人の価値観や思考パターンを明らかにし、心地よい関係を築ける結婚への道をサポートしています。
回復事例の紹介
回復事例1: 既婚者との関係に苦しむ女性
家庭環境の影響を強く受けているのが、幼少期に両親が離婚し、父親と離れ離れに育った女性の例です。母親からの厳しい接し方や安心感の欠如から、「父のような存在」を恋愛の中で求め続けることになり、結果的に無償の愛を求める気持ちが強くなり、既婚者との不倫関係を繰り返していました。
失恋をきっかけにカウンセリングを受けた彼女は、自身の欲求が「父親の愛情の受け取り」に行き着くことを理解し、過去の未解決の問題に目を向けることができました。この内なる子どもとの対話を通じて、偏った恋愛観から解放され、自分を大切にできる相手との健全な関係を築けるようになったのです。
回復事例2: 「愛がわからない」と感じた男性
長い間、一人で家に帰る「鍵っ子」として育った男性の話も興味深いです。彼は、金銭的な支援はあったものの、温かい関わりがなかったため、恋人から向けられる愛情に否定的な感情を抱いていました。「愛されたかった」という心の声に気がついたのは、別れの後でした。 その後、愛情の受け取り方や表現を意識してトレーニングを行い、思考の変革が彼の生活を豊かにしました。
回復事例3: 「尽くすこと=愛される」と信じた女性
彼女は、愛する人に尽くすことが愛情の証であると信じていましたが、相手は次第に居心地が悪くなり、感謝の言葉が減っていきました。この経験は、過去に家族のケアを担っていたヤングケアラーとしての背景から来るもので、愛の根本にある「自己犠牲」に気づくことができました。カウンセリングを通じて自己の思考を見直し、柔軟な価値観を育て、安定した人間関係を築くことができたのです。
家庭環境と恋愛の関係
NPO法人「第3の家族」が行った調査によると、家庭に居場所があったかどうかで恋愛や結婚の意識が大きく異なることがわかります。居場所のある人の約77%が「結婚したい」と回答する一方、居場所がなかった人の中では47%に留まりました。
この調査は、幼少期の経験が恋愛や結婚における不安定さに影響を与えることを裏付けるものです。
終わりに
恋愛が上手くいかない理由は、個人の弱さにあるわけではなく、育ちの過程での感情の空白が要因であると考えられます。「育me縁」は、婚活から結婚後に至るまでサポートを提供し、参加者が自分自身を育て直すことから始める大切さを強調しています。このプロセスが心地よく幸せな関係を築く第一歩となります。
私たちは、約95,000名の会員を持つIBJ正規加盟相談所として、信頼性の高い出会いを提供しています。結婚後も心地よい関係が続くことを大切に、皆さまの幸せな未来を築くためのサポートを続けてまいります。