ひより保育園の食育活動
2020-10-02 14:34:52

ひより保育園が飲食教育の新たなスタンダードを確立!経済産業大臣賞受賞の活動とは

ひより保育園が経済産業大臣賞を受賞!



鹿児島県霧島市に位置するひより保育園は、2017年の開園以来、「食べることは生きること」「子どもたちの親友でありたい」というテーマのもと、様々な食育活動に取り組んでいます。その成果として、2020年に第14回キッズデザイン賞において「食育活動とツール開発」が経済産業大臣賞を受賞しました。この受賞は、子どもたちの創造性を引き出すプログラムに対する評価の証です。

受賞の背景と内容



ひより保育園の受賞対象には、以下の三つの要素が含まれています。まずは「ひより保育園子ども包丁」。これは、日本を代表する刃物産地である燕三条にて製造された、子ども用の本格的な包丁です。従来の大人用包丁では子どもが扱うには難しく、怪我のリスクが高まりがちでしたが、この包丁は子どもの手に合うサイズに設計され、切れ味も良く安全性にも配慮されています。職員のサポートを受ければ、0歳児から包丁を使うことができ、料理に対する集中力を高める効果もあります。

次に、レシピ本『「ひより食堂」へようこそ』があります。この本は、ひより保育園での食育活動のエッセンスを盛り込んでおり、子どもたちの自立的な調理能力を育てるための工夫が施されています。フロー図を用いて工程を視覚的に理解できるだけでなく、家庭にある材料をうまく活用できるよう材料欄も工夫されています。クラウドファンディングで支援者497人から3,926,000円の資金を集め、さらに世界一の料理本としての権威ある賞も受賞しました。

最後に、ひより保育園の食育活動そのものが大きなポイントです。0歳から子どもたちは食材を扱い、料理の基礎を学びます。卒園時には魚をさばいたり揚げ物をするスキルも習得します。このプロセスを通じて、料理の楽しさだけでなく、協力や計画性、実践力を身につけることができます。

食育活動の理念



ひより保育園の食育活動は、「食べることは生きること」から出発し、子どもたちに必要な力を総合的に育むことを目指しています。食育を通して、自分で食材を選び、料理をし、他者と協力しながら活動する中で、根気強さや観察力、段取り力などを身につけるのです。園での経験は、子どもたちにとって価値ある成長の機会となります。

まとめ



ひより保育園の取り組みは、ただの食育に留まらず、子どもたちが将来の社会で困難を乗り越えるための力を身につけるための大切なステップです。経済産業大臣賞受賞を通して、彼らの活動がより多くの人に認知され、広がることを期待しています。これからも、多くの子どもたちの「生きる力」がひより保育園から育まれていくことを願っています。

会社情報

会社名
株式会社日和学園 ひより保育園
住所
鹿児島県霧島市国分新町2丁目15-5
電話番号
0995-48-5255

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