新生活のネット環境
2012-02-20 11:01:31
新生活におけるインターネット環境の変化とモバイル通信の台頭
新生活におけるインターネット環境の変化とモバイル通信の台頭
近年、引っ越しシーズンの到来とともに、インターネット環境を見直す人々が増えています。株式会社イードが実施した「新生活のインターネット環境に関する意識調査」によれば、新生活を始める多くの人々が特に重視しているのがインターネットであることがわかりました。
新生活での見直しポイント
調査によると、新生活にあたり特に見直したい項目として「インターネット」が47.0%で1位に選ばれました。この結果からも、通信環境が新たな生活において重要な位置を占めていることが明らかです。続いては「新聞」が20.6%、「CS放送・CATV等の有料放送」が17.4%という結果となっており、インターネットの重要性が際立ちます。
固定回線からモバイル通信へシフト
現在契約しているインターネット回線の状況をみると、固定回線(光ファイバー、ADSLなど)が72.8%を占めており、依然として主要な通信手段であることがうかがえます。しかし興味深いのは、今後の契約意向でモバイルデータ通信サービスが27.4%を記録し、ほぼ固定回線(27.2%)を上回る結果となったことです。これは、スマートフォンやタブレット機器の普及に伴い、場所を問わず高速なインターネット接続を求める声が多いことを示しています。
モバイルデータ通信のニーズ
さらに、今後使用したいと考えているモバイルデータ通信サービスについて質問したところ、最も人気が高かったのが「WiMAX」で38.6%という結果でした。人々が「WiMAX」を選ぶ理由は、「通信速度の速さ」や「月額利用料金の安さ」にあります。これに続く「イー・モバイル(G4)」が9.0%、そして「Xi(クロッシィ)」が6.4%という結果です。
様々な利用シーンが魅力
モバイルデータサービスを利用した体験について尋ねると、多くのポジティブな声が寄せられました。例えば、「出張中にホテルのネットが使えなかった際、必要な用事をこなせた」、「外出先で子供がぐずった時に動画を見せて泣き止ませた」といった具体的な利用シーンが挙げられました。現代において外出先でもインターネットを活用するシーンが増えており、モバイルデータ通信は便利さの象徴になっています。
期待される市場競争
今回の調査結果から、インターネット環境を見直す動きが見られる一方で、モバイルデータ通信サービスへの移行が進むことが予想されます。顧客のニーズが多様化する中で、通信プロバイダー各社は激しい競争にさらされるでしょう。特に、競争優位性を持つ「WiMAX」のシェア拡大が期待されるなかで、消費者の選択肢も広がることが見込まれます。
総括
この調査結果からは、新生活を始める人々がインターネット環境に対して高い関心を持っていること、そしてそれが固定回線からモバイルデータ通信にシフトしつつあることが明らかになりました。今春にはモバイルデータ通信市場の競争が一層激化し、利用者にとって魅力的な選択肢が増えることがますます期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社イード
- 住所
- 東京都中野区本町1-32-2ハーモニータワー17F
- 電話番号
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