事業承継と成長を見据えたM&A
株式会社マルトクは香川県高松市に拠点を置く、1920年創業の老舗材木店です。長い歴史の中で、地域の住宅建設に貢献してきた同社は、ついに100年を迎えました。その中で、4代目社長の中島弘樹氏は会社の存続と更なる発展を考え、自らのビジョンを実現するためにM&Aに目を向けることになりました。
事業承継の必要性
中島氏は、時代の変化に柔軟に対応することが企業の成長には必要不可欠であると認識しています。しかしながら、年齢が60歳に近づく中、自身が描く未来の会社像を実現するための手立てを模索していました。他社の事例として、M&Aキャピタルパートナーズが仲介した案件で円満な事業承継が行われたことを耳にし、同社への相談を決意しました。彼は、単なる承継だけでなく、新たなシナジーを生むパートナーとの提携を強く望んでいました。
新たなパートナーとの出会い
中島氏が選んだパートナーは、福岡市に本社を構える日創プロニティ株式会社です。同社は金属加工を幅広く行う上場企業であり、業界での地位を確立しています。また、日創プロニティのビジョンには、加工力の強化が含まれていました。この合意は、マルトクが抱える課題である人材の採用・育成を解決する手助けにもなると考えられました。
M&Aの実現と期待されるシナジー効果
両社の間でのM&Aは、事業計画と未来像を共有する過程で順調に進展し、最終的には成約に至りました。中島氏は、この提携により「木材と金属加工」という新たな市場でのシナジー効果が期待できると話します。市場ニーズの変化に柔軟に対応できる企業として、生き残りを図るため、互いに協力していくことが重要です。
企業情報と担当アドバイザー
また、今回のM&Aを支援したのは、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社です。その担当アドバイザーである大木一樹氏は、幅広い分野でのM&A支援の実績を持ち、中小企業の成長支援に情熱を注いでいるプロフェッショナルです。彼のアドバイスを受けて、マルトクと日創プロニティは新たな未来を目指していくことでしょう。
旧態依然からの脱却
創業100年を超えた企業にとって、M&Aは新しい挑戦を意味します。伝統と革新が融合することで、両社は競争力を高め、地域経済にも貢献していくことを目指しています。これからの展開に注目です。