伊勢志摩 外国語ガイド研修
2025-02-13 18:48:06

伊勢志摩地域での外国語ガイド育成研修が盛況に開催される

伊勢志摩地域での外国語ガイド育成研修



伊勢志摩観光コンベンション機構(以下、本機構)は、2024年12月から2025年2月にかけて、外国語ガイドの育成を目的とした研修を全3回にわたり開催しました。この研修は、特に高付加価値インバウンド旅行者の受入れに向けて設計され、座学やフィールドワークなどの実践型プログラムが組まれています。

高付加価値旅行者とは?



高付加価値旅行者とは、訪日外国人旅行者の中でも特に消費が大きい層を指します。観光庁によれば、これらの旅行者は訪日全体の約1%を占めるものの、消費額では約14.0%を占めており、その重要性は非常に高いといえます。観光庁は、伊勢志摩を含む14地域をモデル観光地として選定し、地方部への誘客を進めています。

研修プログラムの詳細



第1回座学研修



このプログラムは2024年12月に実施され、参加者は多様なテーマに基づいて専門家からの講義を受けました。株式会社羅針盤の平沢真実子氏が外国人とのコミュニケーションのポイントを、神楽サロン有限会社の高橋千典氏が伊勢神宮の歴史について、そして鳥羽市立海の博物館の縣拓也氏が伊勢志摩の自然と暮らしについてそれぞれ講義を行いました。

第2回フィールドワーク研修



続く1月のフィールドワーク研修では、実際の観光現場での経験が重視されました。伊勢市や鳥羽市を訪れ、活躍中の外国語ガイドから、ゲストとの会話の展開方法や気遣いの重要性を学びました。これにより、参加者は理論だけでなく実践的なスキルも身につけることができました。

第3回モニターツアー研修



研修の最終回では、高付加価値旅行者向けの旅行会社の担当者をゲストに招き、選抜された参加者が実際にガイドを行う実践型のセッションを実施しました。ここでは、場所の案内だけでなく、表情やゲストの興味に応じた案内方法なども学びました。

今後の展望



本機構による調査では、多くの事業者がガイド技術の向上を課題と認識しており、研修は今後も継続される予定です。また、研修の実施をきっかけに、ガイドの手配やスキルアップを目的とした団体の立ち上げ支援や、外部のガイドとの連携を強化し、伊勢志摩地域における外国語ガイドサービスの向上を目指します。

伊勢志摩観光コンベンション機構は、地域経済の活性化や文化向上を目指したさまざまな観光振興事業を展開しており、今後も観光情報の発信や受入体制の整備を進めていく予定です。


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会社情報

会社名
公益社団法人伊勢志摩観光コンベンション機構
住所
三重県伊勢市二見町茶屋111−1伊勢市二見生涯学習センター
電話番号

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