悪質な暮らしのレスキュー商法に要注意!
最近、全国で「暮らしのレスキュー商法」による消費者被害が急増しています。特に、水道関連のトラブルは多く、消費者センターへの相談件数も2020年度以降明らかに増加しています。そして、その中でも特に注目すべきは、株式会社クラシアンを騙る悪質業者の手口です。
消費者被害の現状
データベースのPIO-NETによると、「レスキューサービス」に関する相談件数は、2020年度から今も増え続けています。特にトイレの詰まりや水漏れなど、水回りに関連するトラブルが多発しているのが現状です。最近の調査結果によると、中でも厄介なのは「クラシアン」という名前を利用した詐欺行為です。これにより、消費者は高額な請求を受けたり、不当な勧誘を受けたりしています。
悪質業者の具体的手口
実際に寄せられた被害の事例からも、その悪質さが明らかです。例えば、千葉県での事例では、消費者がインターネットで「クラシアン」と検索後、表示された広告を通じて電話をかけたところ、全くの別の業者に繋がりました。訪問した業者が「クラシアンです」と偽り、数十万円の高額見積もりを提示。断ろうとすると、「無料で作業させてほしい」と強引な契約を強いられました。
さらに、神奈川県でも同様の事例が報告されています。消費者がクラシアンのサービスを依頼するも、無関係な業者が訪問し、自らを「クラシアンの下請け」と名乗ることで、100万円近くの工事代金を請求してきました。
インターネットでの検索に隠れたリスク
多くの消費者がインターネットで「クラシアン」を検索する際、他の会社の広告が上位に表示されています。このため、誤って偽業者に連絡してしまうケースが多く見受けられます。修理を依頼する前に、会社の名前や所在地を必ず確認することが重要です。
クラシアンの消費者への約束
クラシアン社は、顧客を守るために以下のルールを設けています。これから紹介する内容を遵守することで、悪質な業者から身を守る手助けができます。
1.
訪問の原則: 事前に予約をしない限り、突然の訪問や点検は行いません。
2.
身分証明: クラシアンのスタッフは、必ず社員証を持参し、顔写真とロゴが入ったものを提示します。確認を徹底してください。
3.
見積書: クラシアン名を冠した見積書を事前に提示し、料金や工事内容に同意を得た後に作業を始めます。
4.
外部の施工業者: 初回訪問時は、必ずクラシアンのスタッフが同席し、下請け業者が単独で訪問することはありません。
消費者へのお願いと対策
消費者の皆さまにぜひ実践していただきたい具体的な対策をご紹介します。まず、訪問者が本当にクラシアンのスタッフであるかを確認するために、社員証の提示を求めてください。不審な点があれば、その場での契約や作業を拒否することが重要です。また、高額請求や不審な行為に遭遇した場合、すぐに消費生活センターや警察に報告してください。
最後に、皆様からの情報提供をお待ちしております。クラシアン対策の専用窓口(0120-007-733)にて対応しております。悪質な商法から身を守るために、一緒に行動し、被害拡大を防ぎましょう。