神戸親和大学と沼島小学校がつなぐ学びの交流プロジェクト
学生と児童の新しいかかわり方として注目されているのが、神戸親和大学と南あわじ市立沼島小学校の共同プロジェクトです。この取り組みは、大学生が未就学児や小学生とオンラインで交流し、相互に学びあうプログラムです。
神戸親和大学は、「先生になるなら、親和!」という教育理念のもと、多くの小学校教員を輩出してきました。これまでにも、この大学の教育学部の学生たちは、沼島小学校を訪問し、特有の教育環境あるいは「複式学級」などの課題について理解を深める活動を行ってきました。それが今度は、オンラインに切り替わるというのが大きなポイントです。
この新しいメンター活動では、大学生が南あわじ市立沼島小学校の児童と定期的に会話を交わし、宿題や生活についての相談に乗る機会が提供されます。具体的には、月に2回、午後5時から30分程度のセッションが予定されており、11月11日からスタートします。この活動を通じて、教員志望の大学生たちは児童とのコミュニケーション能力を高めることが期待されています。
また、児童たちにとっては年齢が近い大学生に何でも相談できる大変貴重な機会になります。特に、コロナ禍において対面での交流が難しい状況において、オンラインでのつながりがもたらすメリットは大きいといえるでしょう。
神戸親和大学は、離島の小学校との連携を通じてさまざまな教育的な取り組みを行ってきましたが、今年度からはさらに行政との協力を深めて、新たなプロジェクトを実施します。教員不足が問題となっている中で、将来の教員を育成する取り組みは特に重要であり、そのための環境を整えることに力を入れています。
このプロジェクトは、大学生と小学生の間に生まれる「学び合い」の重要性を再認識させるものであり、今後の教育現場への新たな視点を提供する試みにもなるでしょう。
実施日程
- - 1回目: 11月11日
- - 2回目: 11月25日
- - 3回目: 12月9日
- - 4回目: 12月23日
- - 5回目: 1月6日
- - 6回目: 1月20日
この取り組みが、多くの学生と児童たちにとって、より良い未来への一歩となりますよう願っています。
大学生たちが新たな教育の形を模索し、児童たちに夢と希望を与えることができるこのプロジェクトに、私たちも注目していきたいと思います。