フローレンスが「グッドギビングマーク」取得、NPOの信頼性向上を実現

フローレンスが第一弾認証団体として「グッドギビングマーク」を取得

東京都千代田区に本部を置く認定NPO法人フローレンスが、公益財団法人日本非営利組織評価センター（JCNE）から「グッドギビングマーク」の認証を受けました。このマークは、NPOの信頼性を高めるために設けられたもので、フローレンスは第一弾の認証団体となりました。

「グッドギビングマーク」とは？

この制度は、専門的な知識と豊富な経験を持つJCNEが適正なガバナンスを実施している団体に与えられるマークです。設立から8年以上で1,500件を超えるNPOを評価・認証してきたJCNEは、国内唯一の民間NPO評価機関として、信頼性向上に寄与しています。データによると、現在日本では「5人に1人」という低い割合の人々しかNPOを信頼していないという現状があります。このような中で、寄付者が安心して支援できる団体を選べるよう、グッドギビングマーク制度が始まりました。

フローレンスの透明性と信頼性の向上

今年、フローレンスが「グッドギビングマーク」を獲得したことは、彼らの組織運営の信頼性を客観的に証明するものです。この認証により、寄付者や支援者はより安心してフローレンスに活動を支援することができるようになることが期待されています。フローレンスは、過去に活動実績や決算情報を積極的に公開しており、第三者からの客観的評価を受けることで、信頼をさらに高めたいと考えています。

新たな信頼を基にした活動

今回の認証は、フローレンスの透明性を証明する大きなステップです。この機会を通じて、法人や個人、助成団体がフローレンスを支援する際に、もっと自信を持って決断することが可能となります。今後は寄付を「安心して任せられる」と感じてもらえるような仕組みを普及させ、多くの人々が社会問題に関与することができるよう努めていきます。

フローレンスのミッション

フローレンスは「こどもたちのために、日本を変える」という理念を掲げており、事業開発、政策提言、文化創造の3つの分野で社会課題解決に取り組んできました。日本初の訪問型・共済型病児保育事業団体として設立されたフローレンスは、ひとり親支援やこどもの貧困防止、虐待防止、障害児家庭の支援など、幅広い活動を行っています。

近年では、国策として注目される「おうち保育園」や、障害児家庭への支援、虐待問題解決に向けた取り組みなど、新しい社会の常識を創り出すために、フローレンスは多くの仲間と共に活動しています。また、全国に広がる「こども宅食」プロジェクトなど、幅広い支援の輪を広げています。