管理職とメンバー間のコミュニケーション向上に向けた意識調査結果のご紹介
TONOME株式会社は、企業で働く管理職とメンバーを対象にした「マネジメントに対する意識調査」を実施しました。この調査は、労務管理やコンプライアンスに関するプレッシャーが増す中で、特に「マネジメント業務」に焦点を当てています。特に、チーム運営に欠かせない「業務把握」と、管理職に求められる中長期的な視点に関する取り組みに焦点を合わせ、その実態を明らかにしました。
調査概要
本調査は、2024年6月14日から15日にかけて行われ、300名の管理職と200名のメンバーから有効回答を得ました。この内容は全3回にわたってお伝えする予定で、今回はその最終回となります。特に注目したいのは、管理職がメンバーの業務を把握できているかが、コミュニケーションに与える影響です。
調査結果の要点
以下は調査結果のサマリーです。
メンバーの約40%は、上司が自分の業務について十分に理解できていないと感じています。この結果は、過去の調査で確認された、管理職がメンバーの業務状況を把握しているとの認識が一致しています。また、四割以上のメンバーが、業務把握が不十分であるために不満を感じていることも判明しました。
業務把握の欠如についてメンバーが不満に思う場面としては、上司とのコミュニケーションが非効率であったり、的確なアドバイスを受けられない場合が多く見受けられました。このとき、上司の経験や主観に基づく判断が、メンバーの業務に対して無関係なものであればあるほど、信頼関係が崩れる原因となります。
メンバーが上司とのコミュニケーションに満足を感じるためには、管理職が自身の部下の業務をしっかり把握している必要があることが調査結果からわかります。例えば、部下が自分の業務を理解していると感じている場合、約7割は上司との対話に不満を感じていないという結果が出ました。
管理職への要望
調査の結果、上司に対して重視される要素として、「業務や進捗の把握」「優先順位の明確化」「仕事の目的や背景の説明」などが挙げられています。これらを踏まえた上で、有効なアドバイスやサポートを行うことが求められています。
まとめ
調査全体を通じて、管理職がメンバーの業務を把握することが、コミュニケーションや信頼関係にきわめて重要であるとの結論に至りました。この調査結果をもとに、管理職が部下との信頼関係を強化するためには、まず業務把握を徹底することが必要不可欠と言えます。
- - 過去の調査リリースは以下のリンクからも確認できます。
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第1回調査リリース
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第2回調査リリース
チームマネジメント支援ツールTONOME
TONOMEは、目標・タスク・カレンダーを一元管理できるシンプルなウェブアプリです。個人単位での負担を見える化し、チーム全体の状況理解を促進します。管理職とメンバーの効果的なコミュニケーションを実現するためのツールとして、多くの企業で活用されています。
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会社概要
- - 会社名:TONOME株式会社
- - 所在地:東京都港区
- - 代表:小笠原広大
- - 設立:2024年5月
- - URL:TONOME株式会社