マラトンキャピタル、関西に新拠点を開設し投資強化へ

マラトンキャピタル、関西支店を開設

マラトンキャピタルパートナーズ株式会社（以下、マラトンキャピタル）は2025年4月1日に新たに関西支店を開設することを発表しました。本社は東京都千代田区にあり、代表取締役社長には小野俊法氏が就任しています。この新たな支店の設立は、関西エリアでの投資活動を強化するための重要な一歩とされています。

投資実績と今後の展望

マラトンキャピタルは、2021年6月に設立したマラトン1号投資事業有限責任組合を通じて113.5億円の資金調達を達成し、これまでに32件の多岐にわたる投資を実行しています。さらに、2025年1月にはマラトン2号投資事業有限責任組合を設立し、ファーストクローズで250.8億円を集め、最終的には350億円に達する予定です。このように、投資規模の拡大を図る中で、関西地域の企業との連携を深め、地域経済の活性化に貢献することを目指しています。

関西地域の企業との連携強化

新設される関西支店は、大阪市内に位置し、地域の企業や金融機関、そして税理士・会計事務所との連携を強化する予定です。これにより、事業承継や人手不足、コロナショックによる経営危機など、様々な経営課題に効率的に対応できる体制を整えていきます。マラトンキャピタルは特にスモールキャップ（EBITDA1～5億円規模）やマイクロキャップ（EBITDA1億円未満の企業）に焦点を当て、それらの企業が抱える特有の問題点に対する支援を積極的に行う方針です。

今後、関西地域に根付いた事業活動を通じて、地域の中小企業の成長へ寄与することが期待されています。マラトンキャピタルは、既にヘアサロンや飲食店、アパレルなどさまざまな企業との資本業務提携を進めており、これをさらに広げる意向です。