高山厳が歌う70年代フォークソングの魅力
8月12日、BS日テレにて放送された音楽番組『歌謡プレミアム』では、元フォークグループ「バンバン」の高山厳が登場。彼の大ヒット曲「心凍らせて」や、「いちご白書」をもう一度」、「22才の別れ」など70年代の名曲を熱唱しました。この番組では、彼と共に音楽の道を歩んできた盟友・堀内孝雄との秘話も明かされるなど、フォークソングの魅力が語られました。
高山厳は、1971年にばんばひろふみとともにフォークグループ「バンバン」を結成。彼が苦労の末にソロデビューした1975年当時、バンバンは「いちご白書」をもう一度で大ヒットを記録。高山はその時の心境を振り返り、「寂しかったですが、同じ仲間が成功してくれたことは嬉しかった」と語りました。
現在、高山は杉田二郎、ばんばひろふみ、堀内孝雄、因幡晃との音楽ユニット「ブラザーズ5」に参加しており、ライブではバンバンの名曲を披露しています。特にばんばとのデュオでの「いちご白書」をもう一度が好評です。今回の放送では、弾き語りで本人のパフォーマンスを楽しむことができました。
また、彼はアリスとの仲についても語り、特に堀内孝雄とは家を共有するほどの親密さを持っていたことを明かしました。そんな彼との共同生活中の苦労や喜び、また、アリスの名曲「今はもうだれも」をレコーディング時にコーラスとして参加していたエピソードも披露されました。
高山が放つ「心凍らせて」は、ただのヒット曲に留まらず、彼の人生の一部となりました。彼はこの曲が大ヒットしたことで、家族が彼を歌手として認め始めたと語り、そこには感動的な背景が隠されています。家族を養うためにプラスチック工場で働きながら、歌手としての道を切り開いた彼の努力と情熱が感じられました。
さらに、今回の放送では70年代のフォークソングから風の「22才の別れ」、ガロの「学生街の喫茶店」、はしだのりひことクライマックスの「花嫁」、吉田拓郎の「旅の宿」をメドレー形式で披露し、視聴者をノスタルジーに浸らせました。
『歌謡プレミアム』は、日本の歌謡曲の魅力を再発見できる貴重な番組です。高山厳をはじめとする実力派の歌手たちが、リスナーに豊かな時間を提供してくれます。昔なつかしいメロディを聴きたい方にはぴったりの内容でした。