マンション管理の新たな味方、工事業者選定支援サービス始動

マンション管理の新たな手法を提案

一般社団法人マンション適正管理サポートセンター（以下MTS）は、大阪市に位置し、マンション管理の支援に特化した法人です。このたび、MTSが提供する「工事業者選定支援サービス」が導入され、マンション管理組合にとって大変心強い支えとなることが期待されています。

工事業者選定支援サービスの意義

この新サービスは、特に工事業者の選定プロセスに焦点を当てており、これまでの「プロポーザル＋総合評価落札方式」をさらに専門化した形となっています。大規模修繕工事を進める上で、適切な業者選定が苦痛となっている多くの管理組合からのニーズに応える形での展開です。

こちらのサービスは、見積依頼工事業者の基準提案や、見積依頼書作成の支援、現場説明会の立会い、さらには工事業者への質疑対応支援など多岐にわたります。これにより、管理組合は納得のいく形で業者を選定できるようになり、結果として質の高い工事が実現されます。

日本のマンションが抱える課題

日本のマンション市場は、居住者の高齢化や建物の老朽化、そして修繕積立金の不足、人材不足といったさまざまな課題に直面しています。特に、管理組合の運営には高額契約や情報非対称性によるトラブルが多く、透明性を確保するための取り組みが急務です。

重要な選定プロセス

MTSの「プロポーザル＋総合評価落札方式」は、価格だけでなく提案内容や技術力を総合的に評価することによって、最適な施工業者を選ぶ手法です。この方式の利点は、評価基準を明確にすることで選定プロセスの透明性を向上させ、質の高い工事を実現できる点です。また、管理組合自身が提案内容を評価し、自立的な運営が可能となります。

今後の展望

MTSは、引き続き「プロポーザル＋総合評価落札方式」を提供しつつ、2025年2月1日（土）には「正直不動産」とのコラボセミナーを開催します。このセミナーでは、人気漫画「正直不動産」の原案者である夏原武氏も登壇し、最新事例を紹介される予定です。参加方法は、会場での参加かYouTubeライブ配信が用意されており、多くの方に参加を促しています。